2019/10/14 Mon
活動
性と保健教育に関するワークショップ
こんにちは!今回は先日行われた性と保健教育に関するワークショップの様子についてお伝えします。
ホンジュラス国内では、プラン・インターナショナルやワールドビジョンなど海外の国際NGOが国内各地で子どもの教育や母子保健の分野などで多様なプロジェクトを展開していますが、ホンジュラス発の教育支援団体も存在しています。先日も、その団体主催による2日間のワークショップが保健推進員を対象に行われました。
テーマはセクシャリティ・ジェンダー・暴力の3つについて。日ごろ、外部との関りがあまりない保健所で予防啓発活動を行う保健推進員にとっても自分のやり方について見直す貴重な機会となったようです。ワークショップでは、スタッフによるセクシュアリティやジェンダーに関する講義だけでなくそれらのテーマをどのようにして子ども達に投げかけられるか、保健推進員達が考えて話し合う場も多くもありました。
若年妊娠のメリット・デメリットは何か、社会が男性・女性に求めるステレオタイプと、実際にあるべき男性と女性の姿との違いは何かなど難しいテーマも取り上げられていましたが、保健推進員達も積極的に様々や意見や疑問を出していました。ホンジュラスでの保健事情を話している中で、話題は日本の性教育になりました。ホンジュラス人にとっては、日本は若年妊娠率や性感染症患者も少ないイメージを持っているため、日本の性教育の質も非常に高いのではないかという印象をもっていたようです。日本とホンジュラスの違いについて話す機会にもなったので、日本の性教育は他の先進国と比べて発達していないこと、若者を中心にHIV感染者も存在していることなどの私の正直な意見を共有することができました。
ワークショップ最後には、各コミュニティ毎のグループに集まって今回学んだ手法をいかに実践していくかの今後の作戦会議がありました。学校での予防啓発活動や、学校に通えていない子を対象に行う集会など、それぞれのプランに合わせて活動の手法についても話し合いがされていました。今回、学んだことを彼らが実際にどうアクションを起こしていくのかこれから楽しみです。
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