JICA海外協力隊の世界日記

La vida en Honduras

任期終了・日本帰国

こんにちは!今回は帰国前と後の出来事や感じたことをお伝えします

 少し間が空いてしまいましたが、2018年から始まったJICA青年海外協力隊としてのホンジュラス生活も任期である2年を終え、先月1月に無事日本に帰国することができました。まずは2年ぶりの帰国で気づいたり違和感を感じた日本の印象を率直にお伝えします。

・屋内外問わず明るい(建物内を照らす蛍光灯が眩しいと感じ、街路灯も多く、どこも明るいなと感じました)

・トイレに紙を流せる(ホンジュラスではトイレットペーパーは流さずに別で捨てるのが当たり前だったので、帰国当時はついついゴミ箱を探してしまいました)

・ご飯が美味しい!(魚も野菜も生でも安心して食べることができる嬉しさ)

・街中で人と話す機会が少ない(スーパーや洋服店などのセルフレジ化が以前よりも進んでお店でも話す機会が減ったと感じました)

・携帯依存・ながらスマホ(街中でも電車でもみんなスマホをみながら歩いていて違和感を感じました)

 などなど2年丸々海外で過ごしてから日本に帰ってきた時の逆カルチャーショックは想像以上に大きかったです。帰国して改めてホンジュラスという地理的にも社会文化的にも日本とかけ離れた地で過ごしていた2年間はかけがえのない貴重な時間だったと実感しました。

 帰国が1月の中旬であったため、2020年の年が明けてからの残りの日々はあっという間に過ぎていきました。青年海外協力隊の任期終了時には、前回お伝えした任地での最終報告会(ブログはこちら)だけでなく、首都での表敬訪問も行います。日本大使館、ホンジュラス外務省・保健省、そしてJICAホンジュラス事務所それぞれで、2年間無事にケガや事件に巻き込まれることなく、隊員生活を送ることが出来たことの報告と感謝を述べました。在ホンジュラス日本大使館からは、安全対策のための講座や直近のデモ発生状況など日ごろから安全面でのサポートをしてもらいました。またJICA事務所には、赴任時から最後まで活動や生活を問わず2年間の多くの場面でお世話になりました。 

 2年間という決して短くはない期間を開発途上国の、しかも首都からバスで6時間もかかる地域(任地であるグラシアス市)で現地の人たちと深く関わり、地域の保健所や学校で多くの経験ができたのも、ひとえに日本大使館やJICAのサポートが常にある青年海外協力隊ならではの経験と実感しています。

 お別れが一番辛かったのは、2年間毎日お世話になったグラシアスのホストファミリーの皆さんです(写真左からご主人のヘクターさん、奥さんのアンへリカさん、娘さんのアンジーさん)。 写真には載っていませんが、アンジーは3人兄妹で他に2人お兄さん達がいます。またアンジーは昨年に第一子を産んで現在は新米ママさんとして日々元気いっぱいの娘さんを育てています。ヘクターさんは以前まで高校教師をしていたこともあり、お話好きでホンジュラスの歴史や文化などいつも気さくに教えてくれました。また、アンへリカさんは洋服の仕立て屋さんを営んでおりオーダーメイドでシャツを作ってくれたり、外れてしまったボタンを付けなおしてくれたりと、お世話になりっぱなしでした。息子さん達は普段は首都で働いているため会う機会は少なかったですが、スペイン語を教えてくれたり、お酒を飲みながら将来について語り合ったりと、いつも楽しい時間を過ごすことができました。

 2年間という長期でのホームステイ生活はこの協力隊が初めてだったので、お別れは想像以上に寂しいものでした。それでも「ここはあなたの家なんだからいつでも帰ってきていいんだよ」というファミリーからの温かい言葉をもらい、また会えるんだと安心して離れることができました。こうしてホンジュラスに家族と呼べる現地の人との繋がりができたのも2年間の貴重な宝物です。

 隊員生活を終えて、日本に帰国しましたが、任期中にお伝えしきれなかったホンジュラスでの活動や文化などを、この世界日記でもう少しだけお伝えしていきたいと思います!次回もお楽しみに!

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