JICA海外協力隊の世界日記

La vida en Honduras

ホンジュラス隊員紹介⑥助産師

 ホンジュラス隊員紹介最終回!最後の隊員紹介は、私の同期でもある助産師隊員の梶野真由奈さん(上部写真左から2番目)にインタビューしました!梶野さんとは、ホンジュラスに派遣される前の日本での派遣前訓練から一緒でこの2年間を通してお世話になっていました。ホンジュラス東部に位置するエルパライソ県テウパセンティ市の保健所での活動を伺いました。

【①青年海外協力隊に応募した理由を教えてください。】

 イギリスに長期滞在する機会があり、様々な国から来た人達と話す中で、自国だけでなく、国際社会に目を向けていく大切さを感じました。また、社会事情が複雑に絡み合い生じた問題により、個々の人生が大きな影響を受け得るという事を身近に感じ、そのような問題に対し何ができるのか関心を持つようになりました。

 そしてその後、たまたま国際協力に携わる方と知り合い、話を聞く中で自分も何かしたいという思いが大きくなり、今までの経験を生かしながら国際協力に参加できる青年海外協力隊への応募を決めました。

【②ホンジュラスでの主な活動内容を教えてください。】

 私が住んでいる市には出産施設がなく、配属先である保健所では、妊娠・産後と新生児健診を主に行っています。しかし、健診の受診率は低く、車で1~2時間程度に位置する隣の市での病院出産ではなく、危険を伴う自宅出産を選ぶ人がたくさんいます。そのため、命を落とす妊産婦さんや赤ちゃんが後を絶ちません。

 このような状況を改善するために、保健所の同僚や市役所、NGO等と協力しながら、いくつかのプロジェクトを立ち上げ活動を展開しています。現在は、妊婦さん達の状況を正しく把握できるような情報管理の仕組みづくり、正しい知識・技術の習得を後押しする母親学級プログラム、健診の受診と病院出産を応援するキャンペーン、妊産婦ケアの向上を目指し導入された産科エコ・プロジェクトに力を入れています。

【③日々の活動を通じて得られるやりがいは何ですか?】

 資金・人材不足等、様々な制限がある中で物事を進める難しさを日々感じています。最善だと思われる方法を諦め、遠回りをしなくてはいけない。そんな時にはなんとも言えないもどかしさを覚えます。しかし、その一方で難しい状況に向き合ったからこそ得られるものもあります。例えば、困難な状況に対し様々な人達と協力しながら、少しでも前に進めた時の達成感は大きく、その過程を通し信頼関係がより深まるという経験を多くしました。

 「大変な時こそ大きく変わる可能性を秘めている」以前、どこかで目にして、頭の片隅にしまっておいた言葉ですが、このような経験を通し思い出すと共に、その意味を深く実感しています。このように、実感に感じながら自分の考えを深め広げていける事は大きなやりがいの1つです。

 

【④ボランティア活動を終えた帰国後の進路を教えてください。】

 協力隊として様々な活動を行う中で、国連等の国際機関が行っている仕事への関心がより一層大きくなりました。そのため、まずは海外の大学院に進学し、ステップアップをしたいと考え、準備をすすめています。

【⑤】青年海外協力隊を目指す人にアドバイスをお願いします。】

 様々な情報が簡単に手に入り学べる時代ですが、体験して得られる学びは一味違うものだと思います。私自身、ホンジュラスの人達との関わりを通し、今まで考えもしなかった事に目を向け学ぶ機会が多くあり、その面白さを日々感じています。

 なので、協力隊に少しでも興味のある方がいたら、ぜひ挑戦して欲しいと思います。協力隊に参加して得られるものは人によって様々ですが、それはきっと何か人生にとって大切なものになるはずです。

梶野さん、ありがとうございました!

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