2020/01/07 Tue
文化
世界遺産コパン遺跡
こんにちは!今回は先日訪れたホンジュラス国内唯一の世界遺産、コパン遺跡についてお伝えします!
コパン遺跡はメキシコやグアテマラにも渡って繁栄したマヤ文明の古代都市の一つです。ホンジュラス西部のグアテマラとの国境近くに位置しており、任地であるグラシアスからは車で4時間程度で行くことができました。上記写真にもあるように、コパン遺跡はホンジュラス紙幣である1レンピーラ札にも描かれています。
敷地内には、ピラミッドの形をした神殿遺跡が点在する中に動物や人の顔等の彫刻が施された数多くの石像を目にすることができます。
上記の写真は祭壇Qと呼ばれておりコパン王朝を築いた初代から16代までの王の彫刻が全面に施されています。敷地内にある数多くの石像の多くはその内の第13代王による作品だと言われています。他にもマヤ文字が階段状に記された「神聖文字の階段」や球戯場などマヤの生活の一部を垣間見ることのできる遺跡が多くあります。またいくつかの神殿遺跡は内部に続く地下トンネルも存在し、精密に建てられた遺跡内部をみることもできます。
ちなみに、コパン遺跡は2001年より日本政府による保存と広報を目的とする無償資金協力援助も実施されてきました。
コパン遺跡のあるコパン市は、遺跡だけでなくジャングルに囲まれた天然温泉やカフェにチョコレート屋さんなど見所の多い観光地になっています。市内からタクシーで10分程に位置する野鳥公園では、絶滅が危惧されるコンゴウインコ(スペイン語ではグアカマヤ)の生態保護を行っており色鮮やかな数多くのコンゴウインコをみることができます。 歴史的な街並みで情緒溢れるコパン市と古代マヤ文明を体感できるコパン遺跡、ホンジュラスでの訪問地の一つとしておすすめです!
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