2019/03/03 Sun
生活
ゴミのない町グラシアスへ
こんにちは!今回は、ホンジュラスのゴミ事情についてです。自然豊かな環境のホンジュラスも、ゴミ問題は都市部を中心に深刻な状態にあります。歩きながらのポイ捨てをはじめ、乗っている車・バスからの投げ捨てや公共バス車内でのゴミの放棄など日本では考えられないほど「汚い」場面を目にすることがあります。
しかし、私が住んでいるグラシアス市ではそんなゴミ問題を解決しようと市役所から教育機関、NGOなど様々な団体がゴミ問題に取り組んでいます。上の写真は、地元の小中一貫学校の生徒達が市内のゴミ拾いを行っている様子です。この学校は、国際NGOプラン・インターナショナルなどいくつかのNGOと連携して生徒達が環境問題に目を向けられるような啓蒙活動を定期的に行っています。
また、市役所も今年からポイ捨て禁止を公的な条例として定め、路上にある公共のゴミ箱も新たに新設・増設がされています。さらに、ゴミのポイ捨てが発覚した場合には200レンピーラ(約916円)の罰金を課すという条例も制定しています。この罰金制度はホンジュラス国内でも珍しい試みのようで予告がされた今年1月には大きな話題をよんでいました。
市役所や学校など町の環境美化に向けて広く取り組んでいますが、町の中心部を少し出た通りやコミュニティに続く道などは上の写真のように、まだまだゴミが多く散乱している状態です。ポイ捨てをすることによって、自然環境だけでなく私たちの生活環境にどのような影響を及ぼすのか、住民一人ひとりの意識をどう変化させていくかが重要なプロセスのようです。
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