JICA海外協力隊の世界日記

おじいちゃんおばあちゃんの笑顔とともに

配属先がリハビリテーションルームに!!

 明けましておめでとうございます!


 今回は、アメリカからリハビリテーションスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が来て、リハビリテーションを行ったのでその時の様子を紹介します。
 アメリカから来たのは、正確にはリハビリテーションを学んでいる学生で、アメリカのいくつかの大学から20名程の学生がベリーズに来ました。1週間程のベリーズ滞在中に、私の配属先(高齢者を支援するNGO)や病院など4つの施設を周り、リハビリテーションを実施するプログラムだそうです。
 私の配属先には、3日間来て、施設の入居者、デイケアに通う高齢者、その他にも地域から来た高齢者だけでなく子どもにもリハビリテーションを実施したり、言語聴覚士によるデモンストレーション、理学療法士による移乗のトレーニングを行いました。

 私は、患者さんがスムーズにリハビリテーションを受けられるように、名前、年齢、既往歴、悩みごとなどを事前に聞き取り、情報を学生に伝えました。
 聞き取りをしていて気付いた事は、多くの高齢者が、糖尿病、脳梗塞、高血圧、関節痛、認知症などをあげており、日本の高齢者が抱えている病気、症状と大きく変わらないという事です。私の活動としても、高齢者の事を知る良い機会になりました。

 そして、今回の活動を通し自分自身の変化にも気付いた事がありました。ソーシャルワーカーとしては当たり前のことですが、患者さんから聞き取りをするにはコミュニケーションが必要になります。しかし、外国人の私にとって英語と現地語(クレオール語)で、患者さんの名前や病気、悩みごとなどを聞き取る事は、本当に大変な事です。特に、病名などは、普段使う言葉ではなく、専門用語になるのでわからない事が多々あります。これまでの活動でも情報収集のために聞き取りは行っているのですが、いつも苦労しているのが正直なところです。
 しかし、今回の活動を通して、以前に比べればスムーズに聞き取りができるようになり、さらに、自分からも質問ができるようになっている気がしました!
 それでも、まだわからない事の方が多く、現地スタッフにたくさん助けてもらっています。英語もいまいちでアタフタしている私をいつも支えてくれるスタッフには、本当に感謝しています。

 今回の活動では、たくさんの気付きがありました。
 これからも身の回りの事や自分自身の変化にもしっかり目を向けていきたいと思います。

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