JICA海外協力隊の世界日記

笠戸丸の風

第22話 サンパウロの邦字新聞

今回は活動ネタで。

資料整理をしていたら、1930年代から70年代にかけて発行された邦字新聞や記事の切り抜きが大量に出てきました。

これらの新聞は、既に廃刊になり、隣の施設である日系移民資料館でも所蔵しておらず、そうなると貴重な資料。

概数で約500点。

新聞タイトルを挙げますと「ブラジル中外新聞(BRASIL Chugai Shimbun)」

【写真1】

「世論新聞(Jornal Selon)」「評論新聞(Jornal Hyron)」

「昭和新聞」「聖州新報」などなど。

聖州新報は1939年、昭和新聞は1951年のものです。

【写真2】

似たようなタイトルばかりです(笑)。

新聞なので、日本と同様、紙質はよくありません。

全体的に、茶色くなり、かなり酸化しています。中にはポロポロ状のものも。

しかし、このままにしておくとさらに酸化が進むので、中性紙に包み、箱に入れて保存します。

保存方法については、中性紙に包んで箱に入れるのですが、今後も、折りたたんだ状態で保存しておくと、折り目から傷んでくるので、やや場所はとるものの広げて入る大きい箱を購入しました。

【写真3 比較物として右側にマウスを置きました】

整理しながら新聞を見ていると、意外に興味深いのは広告。

特に、殖民会社や不動産屋の広告には、各地の土地の販売をしており、当時の状況を反映しています。

また、今はなくなった会社や旅館、商店などの広告も。

まだまだ様々な新聞が出てきそうです。

それではまた 

 ~笠戸丸の風を受けて~

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