JICA海外協力隊の世界日記

笠戸丸の風

第10話 目で見るバストスの歴史 序

私の配属先であるサンパウロ人文科学研究所(通称:人文研)に興味深い本があるので紹介します。

バストス移住地の入植45周年を記念して編纂された「想い出のアルバム(BASTOS E SUA HISTÒRIA 45ANOS)」という本です(以下、アルバムと称す)。

【1枚目の写真参照】

バストスは、1929(昭和4)年から入植が始まった、サンパウロから約550㎞内陸に入った場所です。

左上の赤いマークがバストスです。右下にサンパウロがあります。

【2枚目の写真参照 Google Mapより】

入植は1929年ですが、土地の売買契約が完了したのが、前年の6月18日。

日にちだけみれば、笠戸丸がサントス港に入港した日ですね(笑)。

このアルバムは、1973年に刊行されました。

なぜアルバムかというと、1枚ごとの写真が台紙に貼付してあり、そこに解説が付いているという斬新な(笑)記念誌です。そのため、写真が剥がれかけている頁もあります。

このような体裁のため、発行部数もかなり少ないようです。

見ていると面白く、貴重な写真ばかりなので、これから3回に分けて入植初期のバストスの様子をアップしていきます。

これは1972年のバストスの全景

それではまた

 ~笠戸丸の風を受けて~

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