JICA海外協力隊の世界日記

笠戸丸の風

第7話 サンパウロのシャワー事情

今回はシャワーについて。

私が住むアパートのシャワー室には、電気シャワーがついています。この電気シャワー、日本では馴染みがないですが、多分南米では一般的だと思います。

私は、電気シャワーは以前から知っていました。約20年前にペルーに旅行に行った時、クスコのホテルにありました。

その時が初めてで、使い方がよくわからず、お湯の温度がもう少し上がらないのかと思い、シャワー本体部分を触ったら、感電した記憶があります(笑 ビリビリ程度ですが)。

昨年7月にサンパウロに到着した直後から数週間の着任オリエンテーションがありました。

もちろんホテルに泊まりこみですが、そこのホテルも電気シャワーでした。

同期隊員の中でも知っている人はいたと思いますが、シニア隊員は知らない人が多かったようです。

電気シャワーの構造は、詳しくはわかりませんが、本体部分に電熱線が巡らしてあり、そこに水が溜まって温められて落ちるという仕組みらしいです。

そして、温度調節は、壁についているシャワーの蛇口の水量で調節します。

なので、水量が少ないと熱くなり、多いとぬるくなる。

これまでの説明で、感のいい方はもうおわかりかと思いますが、水量を多く、熱いお湯を出すということは難しいです。

でも、機種によっては、水勢がよく熱いお湯がでるものもあるようです。

夏は、アパートの貯水槽の水が日差し等により温められているので、シャワーの水量を多くしても結構熱いお湯がでますが、冬は逆に水量をかなり細くしても、ぬるいお湯しか出ません。

お湯の温度を上げようとして細くしすぎると、電熱線がショートすることもあるようです。

そうなると取り替えが必要になりますので、ご注意を。

【温度調節レベルの写真 メーカー名・商品名は大人の事情で消してあります】

一応、シャワー本体の温度調節が出来るようになっていますが、私は夏でも熱いお湯で浴びたいので、常にマックスにしてあります。

冬場はマックスでも、あまり温度はあがらないのです。

サンパウロでの冬場のシャワーは、覚悟を持って浴びる必要があるかも。

それではまた

 ~笠戸丸の風を受けて~

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