JICA海外協力隊の世界日記

今日も Jamm Lekk !

# 9 特別な時間

こんにちは。篠宮です。

僕は今、セネガルの首都ダカールで、障害児・者支援の隊員として活動をしています。

最近のセネガルは、今月予定されていた大統領選挙が、延期となりました。
その影響もあり、活動先が休講になったり、授業が短縮となることもありました。

そんな中でのある日。
活動先に行ってみるも、出勤しているのは僕と同僚の1人だけで、子どもたちも2人だけの日がありました。
同僚によると、「今日は配属先の近くでデモがある予定だから、今日は休講だよ。」とのこと。

じゃあなぜ、同僚が出勤したかというと、「昨日来た子たちには『明日は休講』と伝えたけど、昨日休んだ子には伝わってないから、それであると思って来る子がいるから、それで来たんだ。」とのこと。
僕も、前日休んでいたので、その同僚が出勤していてくれて助かりました。

「子どもたちの親には、すぐに迎えに来てもらうように連絡して、引き渡してから帰るから、Amadou(ハヤト)も、今日はもう帰っていいよ。」と優しく、同僚に言われました。

同僚曰く、すぐに親御さんがいらっしゃるということで、せっかくならと「子どもたちと一緒に待っててもいい?」と伝えると「いいよ。」とのことで、子どもたちと待つことにしました。
そして、どっちみち待つなら、子どもたちと暇つぶしでもしながら待つことにしました。

「15〜20分で迎えに来ると思うよ。」とのことだったので、塗り絵や、ちょっとした教材をしながら、子どもたちと待ってました。

上下の写真は、その時の様子です。

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塗り絵の、2枚目に突入した頃に、2人のうち、1人は親御さんがお迎えに来てくれました。

ですが、もう1人の子はなかなか、来ませんでした。

机上で、教材をやるにしても、終わりの時間も見通せない中で続けるのは、その子にとって難しい様子だったので、センター内を一緒に散歩したりしてました。
また、僕が障害物を作り、それを両足ジャンプで越えていくと、その子は大爆笑して、「もう一回やれ」と僕に何度も言ってきたので、「あなたもやって。」とお願いしながら、なんでもない瞬間でもあり、特別な時間を楽しみました。
結局、その子と1時間半くらい過ごしたあたりで、親御さんが迎えに来てくれました。

セネガルという地で外国人として暮らしながら、配属先で協力隊員として活動しながら、日々悩むことや、葛藤することはたくさんあります。

その反面、そんな悩みや葛藤なんか、どうでもよくなっちゃうくらい嬉しいことや楽しいこともたくさんあります。

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それではまたお会いしましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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