2023/12/28 Thu
イベント 活動
# 6 「3人のサンタクロース」
こんにちは。篠宮です。
僕は今、セネガルの首都ダカールで、障害児・者支援の隊員として活動をしています。
前回の記事では、クリスマスが近づいてきている中でのダカールの様子と配属先の話を少しだけしました。
今回は、12月22日(金)に配属先で行われたクリスマス会の様子をお伝えできればと思います。
12月21日(木)、配属先の子どもたちが帰宅後、同僚たちと一緒に、翌日のクリスマス会の準備を行いました。
「準備」といっても、「明日はクリスマス会をする」っていうのだけは分かっていましたが、どんなプログラムで、何をどこに飾って、どんな準備をするのかの説明やイメージ図は、特になく、同僚たちがゾロゾロと集まりだして、始まります。
なので、「Amadou、これお願い。」と当たり前のように、指示を受けて、色んな飾りを渡されます。
こういうことは、今までもよくあったので、最近は慣れてきました。笑
そんな中、僕の配属先での上司にあたる立場の方から「明日のイベントで2番目(2人目)のサンタクロースをやってもらえないか?」と頼まれました。
これに関しては初めてで、慣れてもいないので、焦って「deuxième (2番目、2人目)?」と聞き返しました。笑
僕の価値観の中では、「サンタクロースは1人。」と思い込んでいたので。
改めて、「E(同僚の一人)もサンタクロースをするから、あなたはdeuxièmeサンタをやって」と言われたので、とりあえず迷っても仕方ないので、「OK〜」と返しました。
迎えた当日。
配属先の子どもたちや、そのご家族の方々、関係者の方々もいらっしいました。
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帽子は配属先から、子どもたち一人一人に渡しており、それぞれ被っていました。僕もサンタ帽を渡されて、被っていました。
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開始時刻は10時でしたが、その前から陽気な音楽が流れており、始まる前からみんなノリノリで楽しそうでした。
そのまま10時になり、意外にも時間通りにイベントが始まりました。
少しすると、同僚のEに「衣装に着替えるぞー」と声をかけてもらい、部屋に行くと、そこにはもう一人の男性(センターの関係者の方)が。
まさかとは思いましたが、念のため「今日ってサンタクロース3人いるの?」と尋ねると「そうだよ。」と。笑
着替え終わり、待機していると、子どもたちが歌う「Petit Papa Noël 」が聞こえてきました。
※「Petit Papa Noël 」:フランスのクリスマスソングの一つで、『Tino Rossiさん』が歌った曲です。
興味のある人は、YouTube等で検索して聴いてみてください。
この歌を合図に、子どもたちの前に登場し、飴やチョコなどのお菓子を配って歩きました。
その後は、各クラスごとに写真撮影をしたり、「一緒に写真を撮って」と親御さんたちにお願いされ、子どもたちと写真を撮りました。
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※子どもたちが持っているプレゼントは本物のサンタクロースから、それぞれ届けられたものです。
写真を撮られながら、ずっと変な感じでしたが、サンタクロース役をやれることもなかなかないと思うので、良い経験ができました。笑
サンタに仮装するだけで、こんなにも多くの人たちが喜んでくれるってことを改めて認識できました。
もちろん、サンタ役を断ることもできたと思いますが、何よりも声をかけてもらえたことが嬉しかったです。
自分にできることは、なんでもやりたいと思うので、これからも色んなことをやっていきたいと思います。
今年の、配属先での活動はこの日で終了し、現在は子どもたちも、僕たちもクリスマス休暇に入っています。
次に、子どもたちや同僚たちに会うのは来年になります。
セネガルに来て、8ヶ月が経ちました。協力隊としての任期も3分の1が経過したことになります。
残りの任期も、楽しいことも、上手くいかないこともたくさんあると思いますが、ここでしかできない体験や日常の一つ一つを大切にしていきたいと思います。
10月の下旬から書かせてもらっているこの日記ですが、今回の記事で今年は最後の予定です。
これを読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
そして来年もよろしくお願い致します。
それではまた来年お会いしましょう。
最後まで、読んで頂きありがとうございました!
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