JICA海外協力隊の世界日記

今日も Jamm Lekk !

# 16 タバスキが迫ってきました

こんにちは。篠宮です。

僕は今、セネガルの首都ダカールで、障害児・者支援の隊員として活動をしています。

イスラム教徒が多く住む、ここセネガルにおいて最大の行事と言えるのが「Tabaski : タバスキ」です。

正式名称は『イード・アル=アドハー』と言い、イスラム教で定められた宗教的な祝日。
日本では『犠牲祭』と訳されていることが多く、セネガルでは『タバスキ』と呼ばれています。

そんなタバスキが、6月16日(日)-17日(月)に迫っています。
そして、タバスキの主役「羊さん」

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タバスキの日は、イスラム教の神であるアッラーに羊を捧げて、一家の健康と安全、預言者であるムハンマドの信仰を讃える日でもあります。
神に捧げたお肉を家族や友人、近隣の方々、貧しい人々にも分けて頂くのが通例です。

※興味のある方は、ぜひ「イスラム教 犠牲祭」や「セネガル タバスキ」「イスラム教 イード・アル=アドハー」などと打って、検索してみてください。

そのため、タバスキ前は、羊の需要が増えるため、街中でも羊の数が増えます。
車などで運ばれる羊がいたり、毎日のように鳴き声が聞こえてきます。
また、タバスキ前は、当日に捌いた肉を焼く用のグリルも道端で売られています。

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羊(オス)はウォロフ語で「 xal 」
羊(メス)はウォロフ語で「 xal bu djigeen 」
羊(ラム)はウォロフ語で「 kauy 」と言うそうです。

ちなみに、セネガルの羊はモコモコしていません。

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⇧『xal : このサイズで、1頭あたり約400,000FCFA-500,000FCFAだそうです。』⇧
※約100,000FCFAが日本円で25,000円ほど

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⇧『xal bu djigeen : 1頭あたり約100,000FCFA-150,000FCFAだそうです。』

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⇧『kauy : 1頭あたり約150,000FCFA-200,000FCFAだそうです。』⇧

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⇧『牛:ウォロフ語でnak/nagもタバスキに食べる家庭もあるそうです。中東ではラクダを食べることもあるとか。牛もサイズで値段が変わり、1頭あたり約500,000-3,000,000FCFAにもなるそうです。』⇧

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⇧この子は、既に売却済みで目印として、首元に赤い紐が付けられています。⇧

上記の値段については、ダカールのある場所で羊を売っていた方々に直接聞いて、伺ったお値段です。
その他の都市や時期によっては変わる可能性がありますので、一つの参考になればと思います。

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また次回以降に、タバスキ当日の様子もお伝えできたらと思います。

長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

それではまたお会いしましょう。

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