2024/06/13 Thu
イベント 文化 生活
# 16 タバスキが迫ってきました
こんにちは。篠宮です。
僕は今、セネガルの首都ダカールで、障害児・者支援の隊員として活動をしています。
イスラム教徒が多く住む、ここセネガルにおいて最大の行事と言えるのが「Tabaski : タバスキ」です。
正式名称は『イード・アル=アドハー』と言い、イスラム教で定められた宗教的な祝日。
日本では『犠牲祭』と訳されていることが多く、セネガルでは『タバスキ』と呼ばれています。
そんなタバスキが、6月16日(日)-17日(月)に迫っています。
そして、タバスキの主役は「羊さん」。
タバスキの日は、イスラム教の神であるアッラーに羊を捧げて、一家の健康と安全、預言者であるムハンマドの信仰を讃える日でもあります。
神に捧げたお肉を家族や友人、近隣の方々、貧しい人々にも分けて頂くのが通例です。
※興味のある方は、ぜひ「イスラム教 犠牲祭」や「セネガル タバスキ」「イスラム教 イード・アル=アドハー」などと打って、検索してみてください。
そのため、タバスキ前は、羊の需要が増えるため、街中でも羊の数が増えます。
車などで運ばれる羊がいたり、毎日のように鳴き声が聞こえてきます。
また、タバスキ前は、当日に捌いた肉を焼く用のグリルも道端で売られています。
羊(オス)はウォロフ語で「 xal 」
羊(メス)はウォロフ語で「 xal bu djigeen 」
羊(ラム)はウォロフ語で「 kauy 」と言うそうです。
ちなみに、セネガルの羊はモコモコしていません。
⇧『xal : このサイズで、1頭あたり約400,000FCFA-500,000FCFAだそうです。』⇧
※約100,000FCFAが日本円で25,000円ほど。
⇧『xal bu djigeen : 1頭あたり約100,000FCFA-150,000FCFAだそうです。』⇧
⇧『kauy : 1頭あたり約150,000FCFA-200,000FCFAだそうです。』⇧
⇧『牛:ウォロフ語でnak/nagもタバスキに食べる家庭もあるそうです。中東ではラクダを食べることもあるとか。牛もサイズで値段が変わり、1頭あたり約500,000-3,000,000FCFAにもなるそうです。』⇧
⇧この子は、既に売却済みで目印として、首元に赤い紐が付けられています。⇧
上記の値段については、ダカールのある場所で羊を売っていた方々に直接聞いて、伺ったお値段です。
その他の都市や時期によっては変わる可能性がありますので、一つの参考になればと思います。
また次回以降に、タバスキ当日の様子もお伝えできたらと思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。
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