JICA海外協力隊の世界日記

エジプト地中海ぐらし

あらためて日本式教育を考える(0)

「日本式教育」についての記事、書くのむずかしい!

こんにちは。EJS(エジプト日本式学校)で活動してます。須賀です。

記事を数回に分けて「日本式教育」について考えてみます。

その前に少し自己紹介をします。

僕は、日本で生まれ日本の普通の学校で学び育ちました。

大学を出たあとは、すぐに協力隊として海外で学校の先生のボランティアをする!

と考えていましたが、コロナ禍の影響により、一年の待機期間がありました。

その間、幸いなことに、小学校で働くことができました。

1年間働いた後、エジプトに向けた活動が始まりました。

つまり、教師としての経験はほとんどありません。

1年間、小学校で働いて感じたのは、

現場の先生方の凄まじさ!!

授業の分かりやすさ、子どもたちの安全管理、やる気の引き出し方・・・

さらには膨大な事務作業もこなしている・・・

現場の先生方は、なんてすごい人たちなんだ・・・と身にしみて感じました。

同時に自分の未熟さを感じました。子どもからすれば同じ「先生」だけど、自分はまだまだ未熟な若手教師だと思いました。それでも前に立たねばと努力した日々が懐かしいです。

そして、エジプトにやってきました。

EJSでは、日本式教育を取り入れています。

だから、先生たちは僕に「日本式教育を教えて!」と言ってきます。

僕はまだまだ、未熟な若手なのに!!

僕の同僚は「日本式教育の全てを教えてくれ。おれはそれを学びたいんだ。そしてそれをエジプトで実現したいんだ!」と言ってきます。

日本式教育の全てなんてわからないよ!と一瞬思いましたが、

仕事を休みがちな同僚には教えられることが少しあるかもなとも思いました。

校長先生や、副校長先生、特別活動オフィサーと呼ばれるアドバイザーも

気づいたことがあったら教えてねと言ってくれます。

期待を強く感じました。

いつまでも「僕は経験がないし、若手だから」と言い訳していられません。

日本式教育とは何なのか。もう一度考えなければなりませんでした。

だけど、「日本式教育とは」なんて記事は書くのが本当にむずかしい笑

日本の教育界の誰かに見られて、ここが違う!こんなの日本式教育じゃない!

と言われたりしないだろうか・・・

でも、間違っても優しく教えてくれるはず。と思って気軽に書いてみます。

次回は、エジプト内での日本式教育について。

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