JICA海外協力隊の世界日記

エジプト地中海ぐらし

日本語クラスの修了式に行ってきた!!

先日、日本国際交流基金(The Japan Foundation 以下、JF)が主催している日本語学習クラスの修了式に参加してきました。

修了式の会場は、アレキサンドリアのファールス大学です。

このファールス大学では毎週日本語クラスが開催されています。

はじめてこの日本語クラスに参加したとき、衝撃を受けました。

エジプトでこんなに日本語が話されているなんて!!

日本語学習者の皆さんはアニメやドラマを通じて日本を知ることが多いようです。私たちよりも日本の作品に詳しい方もいて、驚かされます。

今回の修了式では、各学習レベルの修了者が日本語を使った劇や歌を披露してくれました。

中でも印象的だったのは、日本語学習者の皆さんが、日本語を学び始めた頃の心情を題材にした演劇です。

主人公は日本語を勉強し始めた女の子です。

擬人化した「ひらがな君」や「カタカナちゃん」と一緒に勉強していきます。

主人公の女の子は「ひらがなだけで50文字以上あるなんて多い!アラビア語は26文字だけなのに!」と言いますが、日本語をマスターするため、ひたむきに勉強していきます。

そして、ひらがな君とカタカナちゃんと仲良くなった頃。。。

「ラスボスの漢字」がやってきます。

擬人化された漢字は、なんと悪魔の格好をしていました。

日本語学習者の皆さんにとって、漢字は悪魔的に難しい!ということなのでしょう。

日本語学習の大変さをおもしろく、見事に表現しており、会場は大きな笑いに包まれました。

また、助詞「に」や「へ」の使い分けや

同音異義語「暑い」と「熱い」、「早い」と「速い」などの違いも難しいようです。

しかし、この演劇の驚くべきところは、全編日本語で語られているという点です。

助詞や同音異義語の使い方の難しさを日本語で説明しており、さらに会場を飽きさせないユーモアを伴って演じられていました。

日本語クラスの皆さんの勉強する姿勢に脱帽です。

私は、JF日本語クラスの皆さんに会うまで、エジプトでこんなに日本語が話されているなんて知りませんでした。

日本から10,000kmも離れたこのエジプトで、日本語が話され、日本文化が学ばれていることに私はとても嬉しい気持ちになりました。

外国語や外国の文化を積極的に学ぶ姿勢を私も見習いたいです。

日本語クラスの皆さん、招待してくれてありがとうございました!

また一緒に遊びましょう^^

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