2016/02/03 Wed
活動
楽しいを作ろう!
ポンペイの公立小学校には、音楽、図工、体育などの実技教科はありません。けれど、子どもたちは歌うことも、ダンスも大好きです。ポンペイの子どもたちと、とにかく何か楽しいことをしたい!いろいろな経験をする場をつくりたい!そう思って考えたのが、「放課後音楽・図工クラブ」です。わたしは算数の隊員として活動していますが、ひらめいたら何だかやってみたくてたまらなくなり、校長先生に相談しました。すると、
「いいよ!楽しそう!子どもたちがとってもよろこぶから、企画してくれてありがとう。」
と二つ返事をもらいました。でも、大変。教室ない、道具もない、どうしようとさわいでいると、
「音楽・図工クラブをやるんだって?歌が好きなんだ、参加していいかい?」
と協力を申し出る先生たちが数名あらわれました。さらに、
「ダンスするなら広い部屋が必要でしょう。わたしの教室を使いなさいよ。」
と、ピアノをひく音楽好きな先生が教室を貸してくれることに。道具は、印刷用紙やクレヨンなど、お金をかけずに用意できるもので、プログラムを考えることにしました。
そしてむかえた先週は、第一回クラブ活動の日。
まずはかん単なふりつけで、ダンスをしました。ポンペイの人たちは、ダンスが本当にうまい。
みんなでおどれば、笑顔もはじけますね。
ダンスの後は、新聞紙でかぶとづくりです。JICAのドミトリーで手に入れた、貴重な日本の新聞紙。大きな紙でつくるかぶとは、子どもたちの頭にちゃんとおさまりました。この日は風がとても強かったのですが、大事そうに頭をおさえてぼうしを持ち帰る子どもたち。そんな子どもたちの背中を見つめながら、「次は何をしようかなぁ。」と夢をふくらませているわたしでした。
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