2016/10/06 Thu
活動
彩り
音楽クラブといっしょに立ち上げたのが図工クラブ。ポンペイの公立小学校には、図工の授業がありません。つくり出す楽しさを味わう機会を作ってあげたいなぁとの思いから始めました。まずやってみたのは絵の具を使うアクティビティー。子どもたちにとって、クレヨンはなじみがありますが、絵の具はさわったこともないという子がほとんど。
画用紙の代わりにコピー用紙、パレットの代わりにおかしの缶、バケツの代わりに手作りペットボトルバケツ。絵の具、パレット、バケツはグループで共有です。なるべくお金をかけないで、でも楽しく活動できるよう最大限の工夫を考えるのが楽しいです。
それにしても、子どもたちの色使いがすてきです。ちなみに、買ってきた絵の具は、赤、青、黄色の3色だけです。
筆づかいにも注目です。さっさっと紙をなでるようにかいている子がいたので、「何をかいているの?」と尋ねると、波をかいていると言っていました。初めて絵の具を使ったのに、波の感じまで表現するなんてすごい!
みんなで作品を持って記念さつえい!同じ画材でかいたのに、形や色がひとりひとり違っていて、おもしろい。子どもたちの絵は、今、オフィスに掲示されているのですが、その前を通るたびに、うれしい気持ちになります。子どもたちの作品があるだけで、校舎が明るくなる気がするのは気のせいでしょうか。毎日に彩りを与えてくれる図工が、やっぱりわたしは大好きです。
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