2016/07/11 Mon
文化
節目
一時帰国から戻って間もなくして、ネッチ小学校の卒業式がありました。
卒業生は、8年生の子どもたち。(日本でいうと中学2年生)
ネッチカラーの紫色の正装をして、式に臨みます。
お家の人に見守られながら、壇上を緊張しながら歩く子どもたち。何だか急に大人っぽくなった気がしました。式に参加するのは8年生とお家の人だけで、内容もお祝いのスピーチや歌などシンプルなものです。けれど、やっぱりあの卒業式のもつ感慨深い雰囲気は日本と同じで、わたしもお家の人といっしょに感動していました。
写真は、卒業生代表のスピーチで。「いっしょに学んだ友だちや先生、育ててくれたお家の人、みんなにありがとう。」そう言い終えると、言葉がとぎれてしまいました。どうしたのかと心配していると、「泣きそうになってしまいました。」とぽつり。会場が、温かな笑いに包まれた瞬間でした。
式が終わると、お家の人や親せきから首飾りをもらいます。抱きしめているのは、お母さんかな。「大きくなったね。」背中がそんなことを語っています。
新しい世界へと一歩をふみ出していった卒業生。子どもたちのりりしい姿を見て、わたしも何だか元気づけられました。気がつけば、ポンペイへ来て一年。一年間、楽しいこと辛いことたくさんあったけれど、いろいろなことにチャレンジしました。一年前の自分より少しは前に進んでいるかな。節目節目で、こうやって成長した喜びをかみしめながら、子どもたちのように、わたしもまた一歩進んでいきたいです。
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