JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア日記「ことこと」

ポンペイの家族

ホームステイ先のテラスから。家族とおしゃべりしたり、ひとりでぼうっとながめたり、楽器を吹いたり本を読んだり・・・。朝焼け、夕焼けも、またちがった表情を見せてくれる、大好きな場所です。

そんなながめが見られるところにくらす、わたしのホームステイファミリーをしょうかいします。

まずは、一家の大黒柱のパパ。(ポンペイ語でもお父さんはパパ)写真は、ココナッツハスキングをしているパパです。ココナッツハスキングとは、ココナッツの白い実の部分をむくことです。お家で飼っているぶたのえさになります。

パパは、おだやかで笑顔。世界の時事にびんかんで、ワールドニュースを見るときだけは、真けんな表情になります。こないだ、暑くて暑くて部屋のドアを開けてくつろいでいたら、パパがしかめっ面をしてやって来たので、なにかまずいことをしたのかとドッキリしていると、「リビングで見ている映画の音はうるさくないか?だいじょうぶか?」と心配してくれました。そんなやさしいパパです。

次はノノ。(ポンペイ語でお母さんの意味)写真は、ポンペイのローカルフード、ブレッドフルーツを切り分けているノノです。

ノノは、お茶目で、「キャハっ」と笑うところがとってもかわいいいです。「JICAボランティアの世界日記にこの写真をのせていい?」と聞くと、「ちょっと待って!」と言って、急いでめがねをかけ、「キャハっ、いいわよ。」としょうだくしてくれました。こないだ具合を悪くしたときに、栄養たっぷりのココナッツジュースを用意してくれました。いつも気にかけてくれるやさしいノノです。

さて、わたしのホームステイファミリーは、パパ、ノノ、一番下のむすめの3人のはずですが、ステイ先には、このパパとノノの、五人の子どもたちの家族を中心に、いろいろな人が出入りしています。独立した子どもたちはそれぞれ自分たちの家を持っていますが、いっしょにごはんを食べたり、シャワーをあびたり、寝とまりしたり、「これっていっしょに住んでいるような?」と、ポンペイ家族のスタイルに日本人のわたしは最初びっくりしました。さらに、いとこやはとこ、どこかで血のつながっている人いない人も、とにかくたくさんやって来るので、ポンペイのお家は毎日にぎやかです。

「いっしょに混ざりたいときは混ざっていいし、部屋でゆっくりしたいときはゆっくりしていいからね。自分がやりたいようにやりなさい。」

そう言ってくれるパパとノノ。つかずはなれずな関係が、ありがたいです。他にもしょうかいしたいすてきなファミリーの一員がたくさんいるのですが、今回はこの辺で。

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