JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

電気自動車

皆さんこんにちは!

今回はブータンにおける電気自動車事情について書いてみようと思います。

ブータンの車(乗用車)はガソリン車が主流ですが、電気自動車やハイブリッド車も徐々に増えてきているようです。
というのも、ブータンでは電気自動車のナンバープレートが緑色(ガソリン車、ディーゼル車は赤色)と決められているため、ナンバープレートを見れば電気自動車かどうかわかります。(ハイブリッド車はどちらになるか不明です)
最近は緑色のナンバープレートを付けた政府の車やタクシーを頻繁に見かけるようになりました。
そして、電気自動車用の給電所の数も徐々に増えてきています。

ではなぜ電気自動車が増えてきているのか考えたときに、以下の2点が思い当たります。

まず1点目は、ブータンでは自然環境をとても大切にしていて、二酸化炭素の排出量を削減するためにも電気自動車の普及が進められているのではないかと思います。

2点目は、ブータンは山岳国であり、谷にはヒマラヤの雪解け水などからくる豊富な水量の川があります。その川を利用した水力発電が盛んで、周辺国に売電するなどブータンの主要産業となっています。
ブータンではガソリンは輸入に頼るしかありませんので、自国で発電した電力、かつ、環境負荷の少ない水力発電によるクリーンエネルギーを活用できるという意味でも電気自動車は理にかなっていると思われます。

ただ、ブータンでは車は輸入に頼るしかなく、新車で購入するとなるとそれなりの金額が必要となります。
そのため、一般の方たちが今乗っている車を電気自動車に買い替えることはハードルが高く、民間での電気自動車の普及にはもう少し時間がかかりそうです。

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では、また次回!

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