JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

ティンプーの水事情

皆さんこんにちは!

今回はティンプーの水事情について書いてみます。
前提として、ブータンは小さな国ではありますが、都市部と農村部では水事情が大きく異なりますので、ここでは私が住んでいる首都ティンプーの市街地について書いていきます。

まず、ブータンの水量ですが、山岳国ブータンには川も意外とたくさんあります。
(ティンプー、パロ、プナカなどの主要都市は川の周りにあります。)
そのため、水は比較的豊富にあると言えます。
その豊富な水を使って水力発電や稲作なども盛んに行われています。
さらに、ブータンには雨季と乾季があるため、雨季(5月~9月頃)には特に水量が増します。

続いて上水道ですが、ティンプーの市街地であればほとんどの地域で水道が使えると思います。
ただし日本のようにしっかりとした上水道の仕組みがあるわけではないので、たまに断水することもありますし、雨季には少し濁った水が出ることもあります。
この水は飲料水には適していませんので直接飲むことはできませんが、一度沸かしてから飲む分には問題ありません。
私は雨季で水が濁っている間の飲料水はペットボトルの水を購入して使っていますが、乾季で水が澄んでいれば水道水を沸かして使用しています。
また、断水対策として、ほとんどの家やアパートには貯水タンクが用意されていますので、たまに貯水タンクが空になることはありますが、断水をあまり気にすることなく水道を使うことができます。

IMG_9794.JPG
(貯水タンクの写真)

トイレについては、ティンプーの市街地であれば多くの場所で水洗トイレが使えると思います。
ちなみに便器は日本と似ていて洋式タイプと和式タイプの2種類があります。
(手桶やハンドシャワーが付いているところもあります)

最後にお風呂事情ですが、一般家庭でも比較的新しい家やアパートなどではシャワーと浴槽があると思いますが、少し古めの家などではシャワーだけのところや水道を直接使っているところもまだ多く残っているのではないかと思います。
お湯については「ギザ」と呼ばれる電気温水器が普及しているため、問題なく使えます。
ただし湯量には限りがあるため一度に沢山使いすぎるとぬるくなってしまいます。

IMG_6840.JPG
(ギザの写真)

では、また次回!

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