JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

ポプジカとオグロヅル

皆さんこんにちは!

昨年秋にポプジカという場所に行ってきましたので、今回はポプジカとオグロヅルについて書いていきます。

皆さんは「電気よりも鶴を選んだ村がブータンにある」というようなことを聞いたことがありますか?

ブータンには冬になると「オグロヅル」という鶴が飛来する場所がいくつかあります。
そのうちの1つが「ポプジカ」という場所です。
ポプジカはワンデュ・ポダン県の山間にある緩やかな谷間で、標高は3,000m前後。
谷の中央部に川が流れていて、その周りが湿原になっています。
ポプジカ谷の人々は、毎年飛来するオグロヅルのために地上に送電線を作らないという選択をしたことで知られていて、実際にポプジカ谷を眺めてみると送電線などオグロヅルの飛来を邪魔するようなものは見当たりません。

私が訪れたのは秋でまだオグロヅルが飛来してくる前でしたので、湿原で羽を休めるオグロヅルを見ることはできませんでした。
せっかくポプジカまで来たので何とかオグロヅルを見たい!ということで、インフォメーション・センターで保護されているオグロヅルを見てきました。
実物を初めて見ました!思っていたよりも大きくて、動きが可愛かったです。
一緒に行った同僚がオグロヅルに向かってカルマ、カルマと呼びかけているのでカルマって何?と聞いてみたら、このセンターで保護されているオグロヅルの名前だと教えてくれました。
ただ、センターには2羽のオグロヅルが保護されていて、どちらがカルマなのか分かりませんでしたが・・
もしまた来る機会があれば、雪の中で羽を休めるオグロヅル、ぜひ一度見てみたいです。

なお、ポプジカの夏は緑に覆われた湿原で、オグロヅルはいませんが周りをトレッキングしたりしてのどかな風景とブータンの大自然を楽しむことができます。

では、また次回!

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