JICA海外協力隊の世界日記

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ブータンゆっくり散歩道

2022/09/09 Fri

文化

ゴを着てみたら

皆さんこんにちは！

以前のブログでも触れていますが、私は民族衣装の「ゴ」を着て活動を行っています。
そこで今回は実際に「ゴ」を着てみて気付いたことや感じたことを書いていこうと思います。

■「ゴ」は着るのが難しい
まず最初は、「とにかく着るのが難しい」です。
初めて着てみたときの話ですが、JICAブータン事務所のナショナルスタッフの方に着方を説明していただいた後自分で試してみたのですが、本当に難しくて全然まともに着ることができませんでした。
特に背中側をきっちりスッキリ仕上げるのが難しく、どうしてもモッサリとした感じになってしまいます。
それもそのはず、ブータンの方でさえ一人では着られないという方がいるぐらいの難しさなんです。
今ではすんなり着られるようになったものの、私も最初は部屋で「ゴ」を着る練習をして、鏡を見ながら必死に格闘していました。

ちなみに、「キラ」には「ハーフキラ」という簡易版のキラがあり、巻きスカートのようになっていて簡単に着られるようになっているそうです。

■「ゴ」は重い
次に、「ゴは重い」です。
「ゴ」は浴衣を少し大きくしたような感じのものですが、生地は結構厚く、それなりの重さがあります。特に刺繍のような柄のもの（上の写真参照）や、冬用の厚手のものは手で持つとずっしりとした重さを感じます。
一度気になって重さを量ってみたことがありますが、冬用の厚手の生地のもの（下の写真参照）で約1.7kgほどありました。
ま、着てしまえばそれほど重さは感じないのですが。

■「ゴ」は便利
しばらく着ていて感じたことですが、「ゴ」は意外と便利です。
何が便利かというと、とにかく収納スペースが多いところが便利です。
「ゴ」は裾をたくし上げて帯で止めますが、その時帯の上(おなか周り)には大きなヒダができます。
そしてブータンの方たちは財布や携帯電話などをそのヒダの中に入れて持ち運びます。
この”収納スペース”は前だけでなく背中側にもできるので結構な収納力があります。学生時代は教科書をすべてここに入れて通学していたなんて話を同僚から聞きいたことがあるほどです。
私も携帯電話などをここに入れていますが、手軽に使えてそれなりの収納力があるため、慣れてしまうとかなり便利です。