2022/09/16 Fri
文化
ドレスコード
皆さんこんにちは!
以前のブログでも少し触れましたが、ブータンにはいくつか特徴的なドレスコードが存在します。
実際にはかなり細かく決められているようですが、さすがに全ては覚えきれませんので私が知っている範囲で簡単に紹介します。
まず最初は、公的機関(省庁など)に入る場合。
ほとんどの場所で民族衣装の着用(外国人はスーツも可)が義務付けられていると思います。そして、外部から訪ねてくる方たちは正装が求められます。
また、「ゾン」などの国旗が掲げられているような施設や機関であれば民族衣装は必須で、ほとんどの場合正装が求められると思っておいた方がいいです。
ここで言う正装とは、男性であれば「ゴ」の上に「カムニ」という大きな布(下の写真を参照)を袈裟懸けに纏います。女性の場合は「ラチュ」という細長いマフラーのような布を肩に掛けます。
また、「ダショー」(ブータンにおける爵位)と呼ばれる方たちなど、目上の方にお会いする場合も正装が求められます。
私の活動先も公的機関ですので民族衣装の「ゴ」を着て活動しています。そして打ち合わせなどで他の省庁に行くこともあるので常に「カムニ」を仕事用のカバンの中に入れてあります。
次に、身分による着こなしですが、こちらにも細かなルールがあります。
例えば「ゴ」の場合、袖の折り返しの長さや裾をたくし上げる位置なども細かく決められています。
ただし、状況などで判断する必要もあるらしく、私のような「ゴ」初心者にとっては、正しく着こなすことは難しいです。
私は外国人なので細かなルールまで求められることはそれほどありませんが、同僚から「ここでカムニを付けて」、「裾はもっと下げてもいいよ」などと教えてもらうことが度々あります。
そして今は同僚たちの着こなしに合わせるようにしています。
もう1点、「ゴ」の上に纏う「カムニ」にもいくつかルールがあります。
着用していないときの持ち方やたたみ方など細かなものもありますが、特に重要なのが色です。
身分によって決められていて、例えば黄色の「カムニ」は国王陛下とブータン最高位の僧のみが着用します。私を含め一般の方は白色の「カムニ」を着用します。
では、また次回!
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