JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

なぜこんなところに建てた?

皆さんこんにちは!

今回は寺院の立地について書いてみたいと思います。

皆さん、タクツァン僧院という寺院をご存じでしょうか。(上の写真に写っているのがタクツァン僧院です)
この寺院はブータン国内では特に有名なお寺で、観光スポットにもなっていてブータンの旅行パンフレットには必ずと言っていいほど取り上げられているので、名前は知らないけど写真は見たことがあるという方も結構いるのではないかと思います。

注目すべきは、その立地にあります。
タクツァン僧院は崖の中腹に建っています。(下の写真参照)
見ているだけで、「なぜこの場所に建てたの?」「どうやってそこに建てたの?」と言いたくなります。

これはタクツァン僧院に限った話ではなく、至る所で丘の上や山の中腹にポツンと寺院が建っているのを目にします。
私のいるティンプー市内からも、山の中腹に建っている寺院をいくつか見ることができます。下の写真の山の中腹に小さく映っているのも寺院です。
私も最初は「あれ、何だろう?」って思って地図で調べたりしていたのですが、ほとんどが仏教寺院や修道院となっていました。
そこまでたどり着く道が山道しかなく、徒歩でしか行けないようなところも多いと思います。
もちろん市街地に建っている寺院もありますが、丘の上や山の中腹に建っている寺院の方が多いように思います。

もう一つ、山の上の方にはダルシン(竿で立てられた経文旗)を見ることができます。
私が住んでいる部屋からもダルシンを見ることができますが、その多くが「どうやってそこに立てたの?」という場所にあります。

IMG_2498.JPG

ということで、ブータンに来たら街中を散策するだけでなく、山の上の方にもぜひ注目してみてください!

では、また次回!

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