JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#4 雨季到来、稲作の季節!

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!そして新年が始まりましたが、ザンビアには三が日という概念はなく、2日から仕事始め。絶賛田植えをしていました。

年明けに田植えとは変な感覚です笑

そしてようやく稲作隊員らしい活動が始まりました。というのは長い乾季が終わり、雨季の到来です!

暑く乾燥していて埃っぽい乾季からスコールのような雨が降る雨季にうつりました。

雨季が始まってからは肌寒い日があったり、気温、湿度ともに高くムシムシする日があったりと、これまでの乾季とはまるで違う気候です。

そしてやっと農業の季節です。農家は畑を耕したり、種を播いたり、雑草を抜いたり忙しい日々が始まりました。

私の任地でも稲作が始まりました!

稲作は主に畑で育てる陸稲と、水田で育てる水稲があります。栽培したい環境によってそれぞれに合った品種が育てられています。

私の配属先は農業省管轄下の研究所で、陸稲圃場と水田圃場どちらもあり、様々な条件下での栽培試験や種子生産が行われています。

雨季田植え3.jpg

↑陸稲播種の様子

最初に写真のようなラインマーカーで線を引き、種を播くための溝をつくります。その溝にだいたい30cmの間に20粒くらいの間隔で種を播いていきます。

ここで重要になるのが種を播く深さと密度です。狭い間隔にたくさん播いたり、深すぎたりすると生育が悪くなってしまいます。浅すぎると鳥に食べられたり、種が雨で流されてしまったりします。

その後、足で優しく土をかぶせ、雨を待ちます。(雨が降らないと種が死んでしまうため、雨季の始まりを見はからって播種します。)

↑田植えの様子

区画ごとに試験内容が違うので、ひとつひとつ確認しながら植えていきます。大きい区画はガイドロープに沿ってみんなが1列に並び一斉に植えていきます。

ここでも重要になるのは植える深さです。浅すぎると苗が水に浮いてしまい、深すぎると生育が悪くなってしまいます。植えながら感覚をつかみます。

収穫は4月ごろ。健やかに育ちますように。雨季田植え5.jpg

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ