JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#48 バケツ稲の成長観察

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は小中学校で行っている稲のバケツ栽培(「#40 小中学校で稲作体験!」「#42 学校でのバケツ稲栽培」参照)において、成長観察の授業を行った時のお話です。

バケツに苗を移植してから1か月経ったタイミングで生徒を集めて成長観察を行いました。

この授業の1週間前に学校の夏休み期間が明けたこともあり、生徒たちがたくさん集まり、活気がありました。

最初に、移植までの作業のおさらいや、稲の生態について軽く説明して、これから行う、草丈、分げつ数(稲は成長するにつれて茎の数が増える。茎のことを分げつと呼ぶ。)、葉の数の測定方法を説明しました。

そして生徒たちにプリントを配って実際に測定、記録してもらいました。

成長観察2.jpg

成長観察3.jpg

測定に加えて、稲の様子をスケッチとして絵に描いてもらい、気づいたことも記入してもらいました。

1か月前は小さかった苗が大きく成長していることに子どもたちは喜ぶとともに、それを記録として残すことに真剣な姿をみると、私も嬉しくなりました。

成長観察5.jpg

成長記録6.jpg

中でも一番うれしかったのは、みんなと気付いたことを共有しているときにある女子生徒が「1本しか植えていないのに、茎が何本も増えていることに驚いた。」という発言がありました。

メイズ(ザンビアの主食であるトウモロコシ)はほとんどの生徒が育てたことがある中で、稲を育てたことがある生徒はゼロ。メイズとは異なり、成長するにつれて茎の数が増えるのは、稲の特徴です。

稲が育っている様子を初めて見る中で、上記のような発見の共有は、私にとってとても嬉しかったです。

今後も生徒たちと一緒に稲を観察していきたいと思います。

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