JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#49 東部州最大ンゴニ族のお祭り

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日はザンビア東部州最大のお祭りとも言われているンクワラ(イチュワラともいう)祭りに行ってきた時の話です。

首都ルサカから車で東へ約7時間、マラウイとの国境沿いにあるチパタという街で毎年2月の最終週に、ンゴニ族という部族が中心となり、伝統的なお祭りが開催されます。

ンゴニ族とはバンツー語系諸族に属する約12の集団の総称であり、祖先がズールー族から引き継いだ文化だそうです。

そのため、ザンビアだけでなく、マラウイ、モザンビーク、エスワティニなどにもンゴニ族は存在し、それぞれの村から村長へのお土産を持ってこのお祭りに参加していました。

今回参加した、年に1度行われるンクワラ祭りは収穫に感謝するという意味で行われており、ザンビアの大統領も訪れるなど、活気にあふれていました。

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東部州最大のお祭りということもあり、スポンサーもたくさんついていました。

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写真からも分かるように、ンゴニ族は動物の毛皮を身にまとった特徴的な衣装をしています。

私たちも動物の毛皮で出来た被り物を購入し、身に着けてお祭りに参加しました。

これは本物の動物の毛皮らしく(今は動物愛護の観点で、これを作るために狩るのは禁止されているらしい)、ンゴニ族の人数も多かったため、会場はかなりの獣臭が漂っていました。思わず鼻を覆ってしまいたくなるような、結構きつかったです。

お祭りではンゴニ族がとにかく踊ります。足にはじゃらじゃらの鈴をつけていて、動くたびにそれが鳴り、賑やかな感じでした。

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このお祭りの最大の目玉として、生きている牛をその場で捌き、その血を村長が飲むことです。観客の目の前で、槍やナイフを持ったンゴニ族の男たちが牛をしめる光景は圧巻でした。

他にも、女性でも胸を出した衣装を着ている民族などもいて、伝統的なアフリカ文化を肌で感じた貴重な機会でした。

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