JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#54 コミュニティスクールでミニ授業

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は「青少年活動」という職種で活動している隊員のコミュニティスクールに訪問し、稲作に関する簡単なアクティビティを実施した時の様子を紹介します。

その学校があるのは、“コンパウンド”と呼ばれるエリア。ザンビアでは、都市の中にもこうした低所得者の人たちが密集して暮らす地域が点在していて、そこには十分な教育環境が整っていないことも多いです。

そんな中、子どもたちの学び場として大きな役割を果たしているのが、地域の人々の手によって運営されるコミュニティスクールです。

今回訪問させていただいたコミュニティスクールは、なんと日本人の方が代表として立ち上げ、NGOとして運営している場所です。

活動を見学させてもらったクラスは、小学一年生の元気いっぱいの子どもたち。好奇心旺盛で、エネルギーが溢れている分、教室をまとめるのも一苦労。

それでも、ここで活動している隊員が明るく大きな声で授業を進める姿はとても頼もしく、同じ隊員として学ばせてもらうことばかりでした。

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私はその中で少し時間をもらい、稲作に関する○×クイズを実施。稲の写真やイラストを使いながら子どもたちに問いかけると、目をきらきらさせながら「〇!」「×!」と答えてくれました。

中には「稲は砂漠で育つ!」と答えたり、「稲は卵から育つ!」と答える子も。いかに稲が彼らの身近に存在していないかを感じさせられました。

でも、そんな初めて触れる世界に関して、子どもたちは驚きながらも楽しそうに参加してくれて、その素直な反応に私の方が元気をもらいました。

日本では当たり前にあるお米や稲も、ここではまだ知らない子どもたちがたくさんいます。

そんな彼らに、少しでも“稲”という植物の存在を届けられたことは、私にとっても大切な経験でした。

また、授業の後には、隊員が指導していた折紙の時間にも参加させてもらいました。慣れない手つきながらも、一生懸命に紙を折る子どもたちの姿は微笑ましくて、折った作品を嬉しそうに見せてくる姿には、心がほっこりしました。

同じザンビアの地で、異なる分野で奮闘している仲間の姿に刺激を受け、自分自身も励まされた日でした。

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