JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#56 年に1度の配属先のビックイベント

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は年に1度の配属先のビックイベント、Field Dayについて紹介します。

私が配属されている研究所では、毎年1回、研究所内を一般に開放し、全国各地から農家や種苗会社、農薬会社、農業機械の会社などが集まる「Field Day」が開催されます。

この日は、普段静かな研究所がとてもにぎやかに、そして華やかになります。

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各部署はこの日に向けて、デモフィールドや展示の準備を進めてきました。私が所属する稲作部門でも、カウンターパートが中心となって、稲のデモフィールドを一から作り上げました。

まず、水稲を栽培するために畑に穴を掘り、そこにビニールシートを敷きます。その上に土を被せ、水がしっかり溜まるように工夫します。これで簡易的な水田が完成。

そして隣には、畑で育つ陸稲を植え、水稲との比較ができるようにし、来場者が見てすぐに違いを実感できる、シンプルながら効果的な展示です。

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当日は、多くの農家や農業事務所のオフィサーなどが訪れ、熱心に話を聞いたり、メモを取ったりする様子がとても印象的でした。カウンターパートたちが現地語を使い分けながら、来場者に分かりやすく説明している頼もしい姿に、胸が熱くなりました。

Field Dayでは技術的な展示だけではなく、地域の人たちによるダンスや歌のパフォーマンスもあります。演奏が始まると、会場は一気にお祭りムードに。

真面目な展示エリアとのギャップも楽しくて、終始笑顔が絶えない素敵な1日となりました。

私の任期も残りわずか。このField Dayに参加するのもこれが最後かと思うと、感慨深い気持ちになりました。

限られた時間の中で、仲間たちとこうした時間を共有できたことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

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