2025/07/16 Wed
イベント 小学校 文化 活動
#62 おにぎりとみそ汁


Muli bwanji!(ムリブワンジ!)
ザンビアからこんにちは!
今日は活動している学校でおにぎりとみそ汁を振る舞ったお話です。
12月からこのプロジェクトをスタートさせ、前回の記事でついに収穫にたどり着いたことを紹介しました!(「#61 学校のバケツ稲ついに収穫!」参照)
このプロジェクトが始まった時から、「収穫したらお米を食べたい!」と子どもたちが言っていました。
「ちゃんとお世話して収穫することが出来たらおにぎりを作ろう!」と子どもたちに話して今までお世話を頑張り、収穫までたどり着いたのでおにぎりとみそ汁を振る舞う会をやりました。
学校の先生ともいろいろ相談し、家庭科室を使わせてもらって、生徒たちと一緒におにぎり作り!
海苔は中華ショップで購入しました。おにぎりを握ること、海苔、みそ汁、初めての経験に生徒も先生も興味津々。
海苔を初めてみる、食べる人がほとんどで
「ただの黒いシートなのに、魚の味がするのは不思議だ!」
とみんな驚いていました。


みそ汁もザンビア人にはかなり強烈だったようで恐る恐る口に運び、
「お、意外と美味しい」
とびっくりしている様子が新鮮で面白かったです。
おにぎりとみそ汁という組み合わせが日本の伝統的な食事だということを伝え、お箸の使い方も教えました。
初めて使うお箸にみんな大苦戦しながらも頑張っている様子が印象的でした。


最後は収穫した時に撮った個人写真で1人1人に作った終了証をみんなに渡しました。
子どもたちは大喜び。
「一生たいせつにする!」
と言ってくれて、作ってあげて良かったな~と心から思いました。
最後にみんなで写真を撮って、日本語で最後の挨拶をして終了。
これにてこのプロジェクトの最後の締めとしました。
種を渡し、発芽させ、育苗し、移植をして育て、収穫し、米を食べる。
稲作の一連を最初から最後まで子どもたちとやり遂げることが出来ました。
おにぎりを食べているときの子どもたちのキラキラした笑顔、終了証をもらって自信に満ち溢れている笑顔は私の心に深く残りました。
本当にやって良かったと思ったし、ザンビアに稲作隊員で来て良かったと心から思えた瞬間でもありました。
最初は失敗ばかりで、正直ザンビアに稲作隊員で来た意味を見失っていた時もありました。
それがやっとこの日にしっくりきました。この笑顔やこの景色を見るために今まで頑張って来たのだと。
諦めなくて本当に良かったです。
この子たちが大きくなっても、私を、この経験を覚えていてくれたら嬉しいです。
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