JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#62 おにぎりとみそ汁

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は活動している学校でおにぎりとみそ汁を振る舞ったお話です。

12月からこのプロジェクトをスタートさせ、前回の記事でついに収穫にたどり着いたことを紹介しました!(「#61 学校のバケツ稲ついに収穫!」参照)

このプロジェクトが始まった時から、「収穫したらお米を食べたい!」と子どもたちが言っていました。

「ちゃんとお世話して収穫することが出来たらおにぎりを作ろう!」と子どもたちに話して今までお世話を頑張り、収穫までたどり着いたのでおにぎりとみそ汁を振る舞う会をやりました。

学校の先生ともいろいろ相談し、家庭科室を使わせてもらって、生徒たちと一緒におにぎり作り!

おにぎり2.jpg

おにぎり3.jpg

海苔は中華ショップで購入しました。おにぎりを握ること、海苔、みそ汁、初めての経験に生徒も先生も興味津々。

海苔を初めてみる、食べる人がほとんどで

「ただの黒いシートなのに、魚の味がするのは不思議だ!」

とみんな驚いていました。

みそ汁もザンビア人にはかなり強烈だったようで恐る恐る口に運び、

「お、意外と美味しい」

とびっくりしている様子が新鮮で面白かったです。

おにぎり5.jpg

おにぎり6.jpg

おにぎり7.jpg

おにぎりとみそ汁という組み合わせが日本の伝統的な食事だということを伝え、お箸の使い方も教えました。

初めて使うお箸にみんな大苦戦しながらも頑張っている様子が印象的でした。

最後は収穫した時に撮った個人写真で1人1人に作った終了証をみんなに渡しました。

子どもたちは大喜び。

「一生たいせつにする!」

と言ってくれて、作ってあげて良かったな~と心から思いました。

おにぎり9.jpg

最後にみんなで写真を撮って、日本語で最後の挨拶をして終了。

これにてこのプロジェクトの最後の締めとしました。

種を渡し、発芽させ、育苗し、移植をして育て、収穫し、米を食べる。

稲作の一連を最初から最後まで子どもたちとやり遂げることが出来ました。

おにぎりを食べているときの子どもたちのキラキラした笑顔、終了証をもらって自信に満ち溢れている笑顔は私の心に深く残りました。

本当にやって良かったと思ったし、ザンビアに稲作隊員で来て良かったと心から思えた瞬間でもありました。

最初は失敗ばかりで、正直ザンビアに稲作隊員で来た意味を見失っていた時もありました。

それがやっとこの日にしっくりきました。この笑顔やこの景色を見るために今まで頑張って来たのだと。

諦めなくて本当に良かったです。

この子たちが大きくなっても、私を、この経験を覚えていてくれたら嬉しいです。

おにぎり10.jpg

おにぎり.jpg

おにぎり11.jpg

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ