JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#44 日本から友達が来ザ!

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は友達が来ザした時のお話です!

12月末に大学時代の同期兄弟が私の任地に遊びに来てくれました。日本食や薬などたくさんの私の救援物資を持ってきてくれました笑

そんな同期は、大学卒業後、宮古島でマンゴー農家をしています。

日本でマンゴーをつくるには、ハウスの中で、枝を切ったり、実に袋をかけたりと、かなり手間がかかりますが、ザンビアでは家の庭や路上でもいたるところにマンゴーの木があり、放置状態で勝手に実がたくさんつきます。

ザンビアに赴任してからそれをその同期に伝えると、「信じられない!実際に見てみたい!」ということになり、今回の来ザが実現しました。

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同期が来た時期はザンビアではちょうどマンゴー最盛期。どこもかしこもマンゴーだらけです。その様子に同期はびっくり。

マンゴーは日本では特別な果物として捉えられるけど、ザンビアでは日常そのものということ、栽培の仕方が全然異なり自然に生えていること、上の方の実は木の棒を使って地面に落として取るということ。全てが同期にとって新鮮な様子でした。

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繊維が多くて歯につまる品種は潰してジュースに。地元の人がその場つくってくれた100%マンゴージュースは絶品でした。

せっかくザンビアに、そして私の任地に来てくれたので、ローカル体験をたくさんしました。

まずは髪型。アフリカでは女性の多くは、付け髪を地毛に編み込んだり、束ねたりしています。その髪型に彼らも挑戦。4時間越えの大作です笑 とても似合っていました。

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そして食。鶏をさばいて、主食のシマと一緒に食べます。私にとって生きた鶏を買ってきてその場で捌いて食べるというのは日常ですが、彼らにとっては初めての体験。かなり驚いていました。青空の下、薪を使って火をおこし、まな板を使わずに野菜を切って、鍋で料理。そして芝生の上でみんなで食べる。これもなかなか日本ではできない経験かもしれません笑

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今回は何泊か同僚の家にもお世話になり、シマづくり体験。トウモロコシの粉をお湯で練る作業も現地の人は簡単そうにやっていますが、日本人が初めてやるとなると一苦労。同僚家族に応援されながら、彼らに頑張ってシマを作ってもらいました。

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滞在中はちょうどクリスマスだったということもあり、ケーキを買ってきてみんなでお祝い。踊ったり、歌ったり、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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滞在中は私の学校での活動も手伝ってもらいました。学校は長期休みにもかかわらず、この日は日本から私の友達が来るからね!と子どもたちに伝えてあり、集まってくれました。私の職種でもある稲作を通した活動の様子も彼らに見てもらうことが出来たし、彼らと子どもたちの交流もいい思い出になりました。

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他にも、ザンビアのソウルフードでもあるハングリーライオン(チキンバーガーのチェーン店)を食べたり、ぎゅうぎゅう詰めのミニバスに乗ったり、伝統的な布市場で好みの布を選び、オーダーメイドで服を作ったりとたくさんのローカル体験をしてもらいました。

私の家に泊まっていたこともあり、停電でずっと電気がなかったり、冷たい水がちょろちょろしかでないシャワーを浴びたり、手洗いの洗濯、果てしない徒歩移動などの生活も彼らにとっては新鮮だったようです笑

ザンビアでの生活やザンビアの魅力をたくさん彼らに伝えることが出来たと思います。

私も彼らととても楽しい時間を過ごすことができました。

同期は東京出身ですが、新卒で宮古島に移住し、マンゴー農家で独立するために頑張っています。人生いろいろある中で自分で決めた道に向かって頑張っている仲間が、こうして訪ねてきてくれることはとても幸せだと感じたし、自分ももっと頑張ろうとパワーをもらうことが出来ました!

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