JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#45 雑草との戦い

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は雨季の間、稲を育てるうえでは避けられない雑草との戦いのお話です。

雨季の始めに農家圃場に播いた種が芽を出し、成長していく様子は私にとっても農家にとっても喜ばしいことです。しかし、それと同時にやっかいになってくるのが雑草です。

雑草は稲と稲と同じように成長し、時には稲よりも早く成長することで、稲が必要とする養分や水分を奪ったり、雑草が稲の背丈よりも高くなると、日光が遮られ、稲が光合成できなくなったりします。

実際に、除草をすればするほど稲の収量があがる研究成果も報告されていて、高い収量を得るためには除草が必須です。

しかし、雨季のたくさん雨が降る時期は雑草の生育スピードが驚異的に早いです。綺麗に除草したところが1週間後には元通り、なんてことがよくあります。

それでもこの時期は、いかに雑草と戦い抜くかが鍵になるので、農家さんに呼び掛けながら、時に自分も作業に加わり、どんどん除草していきます。

草ぼうぼうで稲が見えない状態から、除草していって稲がみえた時はちょっと感動して、稲を雑草から救い出す意欲が湧いてきます笑

除草の手間を少しでも減らすため、農家さんと考えてそこら中に生えているバナナの葉や茎を切り取り、稲の列の間に敷いてみる取り組みも始めました。

土の表土を覆うことで、雑草の発芽を抑えるだけではなく、土壌の水分保持にも役立つのではないかと考えています。

まだ試験的ですが、上の写真から分かるように、バナナの葉や茎を敷いた部分には雑草が現れず、うまくいきそうです。

まだまだ雑草との戦いは続きます。

雑草4.jpg

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