JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#32 お葬式

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日はザンビアでお葬式に参加した時の様子です。

配属先の同僚の親戚が亡くなり、私も葬儀に参列しました。亡くなる前の週からその人は病院に入院していて、同僚と一緒にお見舞いに行った次の日に息を引き取りました。お見舞いに行った時は、苦しそうながらも笑顔を見せてくれていたので、亡くなったと聞いた時、とても悲しかったです。

お葬式2.jpg

まず人々は教会に集まり、レクイエムをみんなで歌ったり、近親者が亡くなった方の生い立ちをストーリー仕立てで説明したりします。棺が運ばれてくると、女性たちが泣き叫びます。この女性たちは泣き女と言われていて、ザンビアのお葬式には欠かせない存在らしいです。

その後みんなで墓地へ移動。ザンビアは土葬です。11穴ずつ棺桶ごと土に埋めます。ザンビア人に、日本は火葬で骨壺を親族と一緒の穴に納骨することが一般的なことを伝えるととても驚いていました。11穴ずつ棺桶ごと埋めることができるのも、日本と比べザンビアは広大な土地があり、人口が少ないからという理由も関係しているのかもと思いました。

棺桶が穴に入れられたら、近しい関係の人から順に手で土を被せていき、最後にお花を手向けます。

ザンビアでは葬儀はとても身近な出来事で、どんな予定よりも優先する人がほとんどです。ザンビア人いわく、葬儀にたくさんの人が参列することはその人に人望があった証拠で、自身の葬儀の時にたくさんの人に参列してもらうために、日々何があっても葬儀には参加するらしいです。なので、亡くなった人とかなり関係が遠い人でも参列することが一般的だそうです。

日本では近親者のみで行われることもよくあるため、驚きです。

文化を知る良い経験になりました。

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