2024/01/26 Fri
文化 生活
#6 命に感謝
Muli bwanji!(ムリブワンジ!)
ザンビアからこんにちは!
今日はいつものお昼のひとこまである、鶏をさばく時について紹介します!
お昼ご飯はオフィスで食べることもありますが、外で作業をしていたりするとその流れでワーカーたちや農民と一緒に外で食べることも多くあります。
お昼の時間になると、みんな手際よく火をつけたり、野菜を切ったりお昼ご飯の準備に取りかかります。シマを作る人、野菜を洗って切る人、お皿を準備する人、いろいろいますが今回私は、シマの大事なおかずになる鶏を取ってきてさばく人について行き一部始終を見学、体験させてもらいました。
まず近くの村に行って、鶏を飼っている人の家に行き、鶏を購入します。ここでは丸々1羽で700円ほどでした。小さいフェンスで囲われた中に20~30羽ほどの生きた鶏がいて、そこからザンビア人の勘で良い個体を選び、慣れた手つきで捕まえて持ち帰ります。
片手で両羽をつかむと不思議とおとなしくなります。私も挑戦。
持ち帰った鶏を早速さばきます。
首を刃物で切り、水で洗いながら羽をむしっていきます。細かい羽根までむしり終えたら、部位ごとに刃物で切り分けていきます。本当にあっという間です。生きている状態から30分もしないうちに下処理が終了し、綺麗に1つの鍋におさまりました。
そして驚くべきことは、捨てる部分がほとんどないこと。細長い腸も上手に切り開いて中身を出し、外側の部分は洗って鍋へ。見事な手さばきでした!
その鍋に水、油、トマト、玉ねぎ、調味料をいれてぐつぐつ煮込みます。だいたい30~40分で完成です。
みんなでお皿に均等に取り分けるのですが、みんなお腹がすいているかつ、ワーカーや農民の数が多いのでいつも軽い言い合いをしながら、分けています笑
でもそのおかげで結局いつも、鶏はもちろんスープ一滴まであますことなく、私たちのお腹に入り、満たされます。
命に感謝しながら、みんなでシェアして美味しくいただくこの瞬間をこれからも大事にしたいと思います。
そして2年間で私もザンビア人のように1人で手際よくさばけるように練習します!
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