JICA海外協力隊の世界日記

アンデスの田舎町から

サラサカの友人

先週の日曜日にサラサカというインディヘナ(先住民)のコミュニティとして有名な町に、知り合いを尋ねて行きました。これが三回目の訪問になるのですが、彼との出会いなどについて、機会があれば別途紹介したいと思います。彼は、もともと手織りの壁掛けなどの作家なのですが、多くの住民と同じようにインディヘナであることに強い誇りを持っていて、その伝統を絶やさないために情熱を傾けてきました。そして、仲間と一緒にサラサカ博物館を設立し、そこには伝統儀式や生活シーンを再現したコーナーなどの展示が設けられていました。

残念なことに、コロナの影響を受けて閉鎖に追い込まれてしまいましたが、今も再建の希望は捨てていません。そんな彼は起業家精神が旺盛で、昔からこの土地で利用されている天然の植物を利用した香水やシャンプーの生産と販売に取り組んでいます。 今回の訪問では、新しい製品として天然甘味料を使ったアイスキャンディーの試食を頼まれました。 庭に生えているアガベという植物から抽出した天然シロップを使ったもので、3種類用意したとのことでした。 シロップを抽出する作業は三週間前に訪問した時に見せてもらったのですが、長い葉の両側にある鋭い棘を削り取りながら、中心の幹に穴を開けます。 そして数日たってから湧いてきたシロップをしゃもじですくい取るのです。

最初に食べた試作品は、トウモロコシをすりつぶした汁に砕いた豆を混ぜたものを、アガベとそのほかの天然香料で味付けしたとのこと。 全く想像ができないと思いますが、とても自然で優しい味わいに驚かされました。 豆の粒が食感に変化を与え、さらに少し食べ応えも感じるように、特徴のある製品に仕上がってました。 他のアイスも天然材料らしい魅力を持っているので、それぞれ商品としての完成度は高いと言ってよいでしょう。 マーケティングに工夫が必要だと思いますが、事業としてうまくいくことを見守っていきたいと思います。

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