JICA海外協力隊の世界日記

産婆トモコが見たガーナ

ガーナの特産品

ガーナ北部の特産品として、ニャリガの籠製品というのがあります。

ニャリガというのは私の任地であるアッパーイースト州にある小さな集落です。

ニャリガという地域だけでこの籠製品を作っているわけではなく、アッパーイースト州全土で作られていますが、ニャリガが最も有名な産地です。

近年は日本の大手アパレル会社に卸されたり、海外や日本の様々な企業がこの籠製品を卸していっています。

この籠はエレファントグラスという植物を割いて、色染めして、手作業で編んでいきます。

柄は伝統的なものだそうです。

形も様々で、大きいものから小さいものまで。丸やら四角やら。

赴任当初は籠が可愛すぎて、何個もついつい買ってしまいました。

また隊員が任地に来てくれた時は、籠製品を卸している倉庫に行ってお土産を買うのがいつものコースです。

籠を編むのは主に女性です。

マーケットデーには作り手の女性が籠を提げて村から町にやってきます。

ひとつの籠が出来上がるのにとても時間がかかりますが、インテリア用の大きめの籠なら600円ほど購入出来ます。作り手からの卸値はさらに安いと思います。

海外に卸されると何千円もします。

籠製品は特に村の人々の大きな収入源で、この収入は家族の健康に繋がり、子どもたちの教育にも繋がってくると思います。

自分が買い手だった時には知らなかった、作り手の努力や現状について、実際にガーナに来て目にしたことで、気づいたことや理解できたことが沢山あります。

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