2015/12/30 Wed
人 特産品
ガーナの特産品
ガーナ北部の特産品として、ニャリガの籠製品というのがあります。
ニャリガというのは私の任地であるアッパーイースト州にある小さな集落です。
ニャリガという地域だけでこの籠製品を作っているわけではなく、アッパーイースト州全土で作られていますが、ニャリガが最も有名な産地です。
近年は日本の大手アパレル会社に卸されたり、海外や日本の様々な企業がこの籠製品を卸していっています。
この籠はエレファントグラスという植物を割いて、色染めして、手作業で編んでいきます。
柄は伝統的なものだそうです。
形も様々で、大きいものから小さいものまで。丸やら四角やら。
赴任当初は籠が可愛すぎて、何個もついつい買ってしまいました。
また隊員が任地に来てくれた時は、籠製品を卸している倉庫に行ってお土産を買うのがいつものコースです。
籠を編むのは主に女性です。
マーケットデーには作り手の女性が籠を提げて村から町にやってきます。
ひとつの籠が出来上がるのにとても時間がかかりますが、インテリア用の大きめの籠なら600円ほど購入出来ます。作り手からの卸値はさらに安いと思います。
海外に卸されると何千円もします。
籠製品は特に村の人々の大きな収入源で、この収入は家族の健康に繋がり、子どもたちの教育にも繋がってくると思います。
自分が買い手だった時には知らなかった、作り手の努力や現状について、実際にガーナに来て目にしたことで、気づいたことや理解できたことが沢山あります。
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