2024/04/01 Mon
人 文化 生活
11:世間が思うアフリカのイメージ
Bonjour!
「アフリカ=貧しい」
きっとこのように思っている日本人は多いでしょう。
私はベナンの一部の地域しか知りませんが「肯定も否定もできない」というのが正直なところです。
「数キロ先の井戸水を汲むために学校に行くことができない」というイメージはありませんか?
もっと田舎に行けば、他の国に行けば、そのような問題を抱えている可能性もあるかもしれませんが、ベナンには各家庭に水道がある場合が多いです。
アフリカに対しマイナスなイメージをもってしまっているのは、きっと教科書やテレビの影響が原因かもしれません。井戸水の話は、実際教科書にも掲載されていました。
だからこそメディアの情報を鵜呑みにすることなく、世界を自分の目で見ること、そして知り続けることが大切なのだと痛感しています。
ベナンでは街を歩けば知らない人に「金をくれ」と言われることがありますが、半分冗談でしつこくありません(でも嫌!)。
実際、私の近所には、お金がなくて学校に通えない子どもたちがたくさんいます。
学校に通えていても制服は薄汚く破れていたり、カバンの代わりにボロボロのビニール袋を使っていたりする子どももいます。
何が言いたいのかというと、
「アフリカは貧しいから支援をしないといけない」というのは違和感を感じます。
また、よく聞く「アフリカの人たちの笑顔は輝いていて幸せそう」も違和感を感じます。
「ただそこに、彼らの暮らしや文化があるだけ」というのが自分的にしっくりきます。
「彼らの価値観を尊重し、寄り添うことができて、初めて国際協力が成り立つ」と最近痛感しています(偉そうなこと言っていますが自分もまだまだ...)。
「ベナン人」として彼らを括りがちですが、「一人の人間」として接することを今後も心がけます。
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