JICA海外協力隊の世界日記

みんなもベナンにおいでよ!

9:ベナン人は天才

 Bonjour!

 日本人がベナン人に絶対勝てないであろう能力。

 それは、言語を習得する力!!!

 この素晴らしいベナン人の能力を今日は我が任地の風景と共にお届けします。

 日本では、言語を3つ以上操れる人は多くありません。

 しかし、ベナン人はトリリンガルなんて当たり前で、5つの言語を操ることができる人も珍しくありません。

 ※フランス語、現地語×複数、英語

 現地語はフランス語や英語と比べると語彙数が圧倒的に少ないです。

 それでも相手の出身によって話す言葉を変えているベナン人は天才だと思います。

 ベナン人は、日本人より耳から入ってくる情報を処理する力が優れています。

 私が一度教えた日本語を次会った時も覚えていたり、九九を全く言えなかった子どもたちに九九の歌を歌うと、数回で覚えたり。

 昔アフリカには紙がなかったため、口頭で覚えたり伝承したりする優れた力が身に付いたのかもしれません。

 一方で日本人の私からすると全く理解できないことが…。

 私が住む街は現地語が複数あるため、小学校低学年でも全ての授業がフランス語で行われています。

 小1の全児童に配られるフランス語のワークは単語とともに絵が記載されているので、視覚的情報もあります。

 しかし、それ以上の学年になると、先生が黒板にフランス語の文章を書き、それを全員で読んでノートに写すだけの授業。

 最近の授業を例に出すと「cerf-volant=凧揚げ」「plumage=羽毛」など教えてないのに、いつのまにか子どもたちは単語の意味を理解しているのです。そして、高学年〜中学生になる頃には、フランス語を流暢に話すことができるようになっているのです。

 一体なぜ?????

 彼らは普段現地語を話して生活しているので、なぜ黒板に書かれた単語の意味がわかるのか全く理解できません。

 彼らの持つ言語能力は羨ましい限りです!!!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ