JICA海外協力隊の世界日記

Turi Kumwe Rwanda! ~We are together~

学校でICT教室を開講!

※ブログのタイトル「Turi Kumwe」はキニアルワンダ語でWe are togetherという意味です

こんにちは!

今回は、私が放課後に配属先で行なっているICT教室の様子についてお伝えします。

ICT教室とは私が今年度から始めた活動で、放課後にPCルームを開き、タイピングやScratchなどの簡単なプログラミングを教えています。生徒は基本的に自主参加で、参加したい時に来てもらうスタイルにしています。というのも、私の配属先の職業訓練校では、放課後までワークショップ(各学科の実技実習の授業)を行なっていることが多いため、強制参加は難しかったからです。それでも、「タイピングが早くなりたい」や「プログラミングを使って自作のゲームを作ってみたい」という生徒は定期的に参加してくれています。

基本的に教えていることは、タイピング(ブラインドタッチ)です。タイピングは、参加してくれている生徒全員にやってもらうことにしています。無料のタイピングソフトをダウンロードし、ホームポジションや指の使い方について指導しています。

誰もが通る道ですが、どの指がどのキーを打つのか覚えられない、指や腕に力が入ってしまい、余計なキーを押してしまうなどの壁に多くの生徒がつまずいてしまいます。口頭でやり方を教えるのは非常に難しいので、一人一人に対して目の前で私のキーボードの打ち方を見せて、その後に同じようにできるよう何度も練習してもらっています。単調でつまらない作業なので、挫折する生徒もいますが、大半の生徒は真剣な面持ちで練習に打ち込んでくれています。

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もう一つ教えていることがプログラミングソフトのScratchです。

Scratchは、プログラミングを初めて学ぶ人向けに作られているプログラミングソフトです。一般的に思い浮かべるようなテキストベースのものとは異なり、ブロックベースで、ブロックを組み合わせながらプログラムを作成していきます。

実を言うと、Scratchを初めて知ったのは、ルワンダに来てからで、同期の隊員が学校でScratchを教えていると聞いた時でした。やってみると直感的にプログララムを作ることができ、プログラミングで重要な概念やスキルもゲーム感覚で学べるものでした。

Scratchを教える際は、ピンポンゲームなどの簡単なゲームを一緒に作りながら、プログラミングのスキルを教えています。簡単なゲームとはいえ、if構文など、プログラミング言語を学ぶ上で必要不可欠な知識は絶対に入ってきます。知識として完全に理解できていなくても、感覚的にそのプログラムの意味を理解できるので、生徒は真剣にプログラムの作成に向き合ってくれています。

そして、自分が作ったゲームで遊べた時、達成感に溢れた表情をして、「もっと教えてほしい!」と言ってきてくれるので、とても嬉しい気持ちになります。

多くの生徒は、パソコンを動画鑑賞やゲームをすること以外の用途で使用することがあまりないので、それ以外にも仕事の効率化ができて、なんなら自分でゲームを作り出すこともできると理解し、今まで以上にICTに興味を持ってもらえるようにしていきたいです。

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