JICA海外協力隊の世界日記

Turi Kumwe Rwanda! ~We are together~

ルワンダの観光地紹介 PART 1 〜ルワンダの歩き方〜

【Kigali Genocide Memorial】

※ブログのタイトル「Turi Kumwe」はキニアルワンダ語でWe are togetherという意味です

Muraho(こんにちは)!

日本に帰国してから2週間が経とうとしています。ルワンダに丸々2年おり、ルワンダに染まりきった所で、日本に戻るとここは楽園かと思えるくらいに美味しい食べ物、飲み物、便利な道具(日本語力がなくなって最適な言葉が見つかりません。笑)に溢れていて、日々驚愕しています。

そんな日本を満喫している私ですが、今回はルワンダで満喫したものを皆さんにご紹介しようと思います!それは、ルワンダの観光地!

突然ですが、問題です。ルワンダの面積はどれくらいでしょうか?

答えは…. 四国の約1.5倍程度

そう、とても小さいです。端から端まで頑張れば1日で移動できちゃいます。私はそんな小さな国に、日本にもヨーロッパにも他のアフリカ諸国にも浮気せず、2年間丸々住んでいました。

しかし、協力隊に参加する以前は、1年に1回以上は海外旅行に行っていたくらい、旅行が好きなので、ルワンダにいたらやること。そう、ルワンダ国内旅行です!

海外旅行に行く時、鉄板の持ち物、「地球の歩き方」にあやかって、ルワンダの歩き方、おすすめの観光地10選をやろうと思います。

◼️ Kigali (キガリ)

キガリはルワンダの首都です。皆さんが最初に踏み入れる地はこちらです。私見ですが、日本の地方都市と同じ様な規模感があります。大型ショッピングモールが数多くあり、外資系の高級ホテル、おしゃれなレストランやカフェの数々。地方隊員にとって、まるでテーマパークです。キガリに上京する度に色々なものに目移りして、必要がないものを買っては後悔する、のループを2年間懲りずに繰り返していました・・。

そんな魅力がいっぱいあるキガリでおすすめしたいのは、Kigali Genocide Memorial(虐殺祈念館)。ご存知の方も多いと思いますが、ルワンダ大虐殺とは、1994年、内戦中に発生した大虐殺のことで、当時の国民の約8分の1に当たる約80〜100万人が命を落としたと言われています。虐殺祈念館ではこの歴史的出来事について、資料や映像などが展示されており、当時の様子を深く知ることができます。個人的にホロコーストに並ぶくらい歴史に大きな爪痕を残した出来事と受け止めているので、ルワンダを訪れた際にはぜひ一度は足を運んでいただきたいです。

他にも、キガリにはアフリカのお土産屋さんが街中に多くあり、キミロンコという場所には、ルワンダで一番大きなアフリカ布を売っている市場があります。前々回の記事でも紹介しましたが、ルワンダではキテンゲと呼ばれる生地を購入し、テイラーさんと呼ばれる服の仕立屋さんにオーダーメイドの洋服を作ってもらうことが一般的です。キミロンコでは1日では選びきれないくらい膨大な量のキテンゲが売られています。きっと好きなアフリカ布が見つかるはずです!

きみろんこ.png

                   【キミロンコマーケット】

             【アカゲラ国立公園の受付&お土産ショップ】

◼️ Akagera National Park (アカゲラ国立公園)

次に紹介するのは、ルワンダにある3つの国立公園の一つ、アカゲラ国立公園です。ルワンダのサファリです。首都キガリから車で東に3時間ほどの距離にあります。タンザニアと隣接しており、隣国の様子を見ることができます。

園内にはBIG5(ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー)をはじめ、キリンやシマウマ、カバなどの数多くの動物を見ることができます。ルワンダは、東アフリカの中でも鳥の種類が多いことで有名らしいので、バードウォッチングも楽しめます。

園内は基本的にサファリカー、もしくは、自家用車で移動します。野生動物が間近に迫ってくることもしばしば・・!

しかし、野生は厳しいもの。多くの動物を見ることができるかは“運”次第です。天候や動物の気分に左右されます。特に、BIG5に出会える確率は低いです。私は宿泊、日帰り含め3回行ったのですが、ライオンに遭遇したのは1回のみでした。1回でBIG5すべてを見ることができたら、豪運の持ち主です。ぜひ自慢しましょう。

しかし、ゾウやキリン、シマウマなどの草食動物を見る機会は多いです。十分、自然の雄大さを感じることができます!自然を感じたい方はぜひ訪れてみてください。

ライオン.png

【木陰に佇むライオン】

◼️ King’s Palace Museum (キングパレス博物館)

次は南部県ニャンザ郡にあるキングパレス博物館をご紹介します。ここは、ルワンダで一番有名な博物館です。この博物館があるニャンザ郡はかつてルワンダが王国だった頃の中心地であり、当時の王様の住居などが展示されており、自由に見学することができます。王様の住まいは藁の様な材質でできており、ルワンダに植生するアロエの様な植物から、繊維を一本一本取り、それを編み込んで作り上げられていました。内部は日本の古民家の様で、地面には畳のようなものが敷き詰められており、どこか懐かしい雰囲気を味わうことができます。

また、外にはイニャンボと呼ばれる角が一際大きい牛が数頭暮らしています。イニャンボは王様が飼っていた牛の子孫で、現在でも神聖な牛として大切に飼育されています。

ルワンダの原点にある文化や王国だった頃の生活を知りたい、特別な牛を見てみたい、という方にはおすすめの観光スポットです!

キングパレス.png

                    【王様の住居】

胃ニャンぼ.png

                【ルワンダの神聖な牛ーイニャンボー】

                 【キブ湖の湖畔】

◼️ Karongi (カロンギ)

ルワンダ最大の湖に面する街、カロンギ。この街には、何回も訪れました。なぜか。

まず、一緒に日本からルワンダに来て、一緒に日本に帰国した同期隊員がこの街に住んでいたこと。次に海のない内陸国で、海に来た様な感覚を味わえる街であること。この二つの理由で2年間、ことあるごとに来ていました。

しかし、この街に行くにはどうしても避けては通れない問題があります。それは、“道路の悪さ”。キガリからカロンギまで約100km、順調に車でいけば3時間弱で着く距離です。ところが、約半分の距離に来たところから突然アスファルトの道路に無数の穴が出現します。バスはそこを避けて通るので、右に左に揺れ、避けては通れない穴に入ると上下の縦揺れが襲いかかります。長距離バスの乗客はグロッキー状態。どこからともなく、酸っぱい香りが漂ってくることもしばしば。

しかし、その地獄の様な試練を乗り越えた先には、天国が待っています。目の前に広がるキブ湖、その湖畔にはリゾートホテルやビーチが点在しています。ボートクルージングツアーもあり、キブ湖に浮かぶ無人島へ行くことも可能です。綺麗なホテルが多いため、外国からの観光客も多いです。

そして、同期隊員が活動していたコーヒーファームもあります。Agaseke coffeeというブランドで販売されており、ここに行くとコーヒーの製造工程を見学することができ、採取したてのコーヒー豆から作るお手製コーヒーを楽しむことができます。リゾート気分を味わいたい方必見の場所です。

Picture1.png

               【コーヒーファームでコーヒー豆の選別をしているところ】

長文失礼しました。まだまだ続きます。お次はpart 2にて!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ