JICA海外協力隊の世界日記

Turi Kumwe Rwanda! ~We are together~

配属先の学校で学園祭!

※ブログのタイトル「Turi Kumwe」はキニアルワンダ語でWe are togetherという意味です

こんにちは!

今回は配属先の職業訓練校で学園祭が開催されたので、その様子をお伝えします。

今回の学園祭の正式名称は、“Talent Show” という名称で、生徒たちが日頃の学習の成果や得意なことを披露する場です。

以前にも紹介しましたが、我が校には電気工事、建設、溶接、服飾、水道の学科があり、そこに在籍する生徒数十名がパフォーマンスを披露していました。

私は、今回が初めての参加で、ルワンダの学園祭はどのような感じなのか、とてもワクワクしていました。当初、同僚の先生から土曜日の午後3時から始まるから興味があれば見に来るように言われたので、1時間前の午後2時に学校に到着。そして、会場準備が始まったのが、開始時間の午後3時。時間通りには始まらないと予想していたので、生徒が会場準備する姿を観察しました。

真ん中に長方形のスペースを作り、そこをステージとし、周りを囲む様に椅子を配置。さらに、その椅子を囲う様に巨大なスピーカーを設置。音楽のフェスと同じような音量の音楽をひたすら流し続けていました。

1時間程度すると会場準備は終わりましたが、校長先生が到着するまでスタート時間は延期。校長先生は別のイベントに参加しており、到着が遅れ、結局、当初の開始時間から遅れること3時間、やっと式が始まりました。

司会はラップ歌手風の装いの生徒が担当し、お得意のトークで場を沸かせ、歌とダンスを披露し、会場が温まったところで、各演目がスタートしていきました。

式次第では約20個の演目がありました。最初の演目はモダン・ダンス。3人組の男子生徒がヒップホップダンスを披露。会場は大盛り上がり。そして、キリスト教の教会ソングが流れると他の生徒や先生たちがステージに入り、皆でダンス。会場全体が熱気に包まれました。

その後に、服飾科の生徒によるファッションショーが開始。ステージをランウェイに見立て、服飾科の生徒が仕立てた服を身にまとったモデルの生徒たちが登場。服が引き立つように様々なポージング。なかなか様になっていて格好良かったです。服飾科の生徒たちはファッションショーだけでなく、その後の伝統ダンスなどで使用される服も作成していました。

このイベントの中で一番興味深かったのは、ルワンダの伝統ソングと伝統ダンス。伝統衣装を身に纏った生徒たちが太鼓の音楽を伴奏に歌とダンスを披露してくれました。ルワンダに1年半いてもほとんど見ることはなかったので、貴重な経験でした。

赤と黄色のカラフルな衣装で、女性は踊り子のように、男性は槍を持ち、勇ましく踊る。華麗で力強い歌とダンスに魅了されました。

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その後も演目は続いたのですが、空腹に耐えきれず、ギブアップ。2時間、催しを楽しんだ後に帰宅しました。後日聞いた話によると、休憩無しで夜の11時ころまで学園祭は続いたみたいです。体力がすごい!フィナーレで、生徒が口から火を吐くパフォーマンスもあり、大盛りあがりで式は幕を閉じたようです。

総じて、非常に楽しいイベントでした。生徒の意外な特技やルワンダの伝統が見られ、劇などもあり、日本の高校の雰囲気も感じることができました。友達のパフォーマンスで大盛り上がりする姿は、高校時代を思い出し、とても懐かしかったです。

長文、お付き合いいただき、ありがとうございます!ルワンダの学園祭の雰囲気が少しでも伝わっていたら、幸いです。

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