JICA海外協力隊の世界日記

Turi Kumwe Rwanda! ~We are together~

ルワマガナで山羊パーティ開催!?

※ブログのタイトル「Turi Kumwe」はキニアルワンダ語でWe are togetherという意味です

こんにちは!

1月に私の任地ルワマガナ郡にて、山羊を丸ごと一頭使用したパーティを行ったので、その様子をシェアしたいと思います。

きっかけは、以前私の大家さんが自宅で山羊を一頭使用したパーティを開催してくれたことでした。ルワンダにきて、一番良く食べるお肉は、山羊。どんなお店に行っても山羊肉の串焼きは食べられます。まさに、ルワンダのソウルフード。

大家さんのパーティでは、前日にイソコ(市場)で生きている山羊を購入し、パーティ当日の朝から捌き始めて、お昼すぎに食べきれない量の串焼き肉をひたすら食べるというものでした。一日では食べきれなかったため、翌日の夕食にも招待してくれました。その際には、アフリカの有名な料理であるウガリの副菜として山羊肉のスープが出てきました。ウガリとは、主に東部・南部のアフリカ地域で主食として食されている伝統料理であり、タピオカの原料であるキャッサバを潰して粉にしたものを沸騰した水で硬い生地の状態になるまで調理したものです。味は酸っぱく、食感はお餅のようにモチモチしています。私はルワンダに来て初めて食べましたが、好物の一つになりました。

このような経験から、自分たちでも山羊パーティを開催したいと近所に住んでいる隊員と話していました。そして、年明けにその機会はやってきました。同じルワマガナ郡で活動している隊員の一人の誕生日が1月だったのです。「これは好機!」と、誕生日会のついでに山羊パーティを企画するに至りました。

料理人.png

準備段階は、何といっても山羊の購入。今までの人生で生きている動物を購入したことがない私にとって初めての経験。ルワマガナでは、毎週水曜日の朝に家畜の市場が開催されています。朝九時頃に市場に向かい、山羊の価格交渉。山羊の商人と縄に繋がれた山羊たちが周りに群がります。さながらオークションの様に、値下げ交渉が開始。最初は55,000Rwf(約7,000円/2023年2月現在)から始まり、最後的には、40,000rwf(約5,000円/2023年2月現在)にまでになりました。他に購入しに来ていた人も同じ価格で購入していたので、ルワンダでは山羊一頭の平均価格は約5,000円のようです。

その後、購入した山羊はパーティ開催日の土曜日まで近所の隊員の家の庭で飼ってもらいました。

そして、パーティ当日。山羊は日本人の私達だけで捌くことはできないので、近所にあるレストランのコックに来てもらいました。

そして、運命の時間。まずは、隊員の誕生日会。集まった人で、サプライズの祝福。購入した山羊を誕生日の隊員にプレゼント。そこで、この場で食べることを告げました。かなり残酷なことをしてしまったなと思いましたが、なんとか了承してもらうことができました。その後は、山羊にお別れを。今まで当たり前のように食べていたお肉も、元は生き物。日々、命を頂いていることを再認識しました。

その後は、コックが鮮やかな手捌きで着々と作業を進め、約1時間後には串焼き肉を食べ始めることができました。とれたてのお肉なので、普段食べるものとは美味しさが違う。よく火が通っているけれど、柔らかい。終始、最高の気分でした。

また、その日は、世界を回っている隊員のお友達が大量の日本食を持ってきてくれました。隊員のためにと自腹で大量の日本食。中には、日本にいた時でも買えないような高級品も。飛行機の手荷物も重量超過になり、追加でお金を払ってまで持ってきていただきました。もう、感謝しきれない。日本出国振りに、日本米、日本の醤油などを使った料理を食べることができ、久々に日本を味わうことができました。

長文になってしまい、すみません。でも、日本ではなかなかできないことができて、嬉しかったため、シェアさせていただきました。任期も1年を切っているので、今まで経験したことがないようなことをたくさんしていきたいと思います。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます!

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