JICA海外協力隊の世界日記

Turi Kumwe Rwanda! ~We are together~

ルワンダのイベントーカカウェット

※ブログのタイトル「Turi Kumwe」はキニアルワンダ語でWe are togetherという意味です

Muraho(こんにちは)

7月に学校が夏休みに入り、生徒たちは各々の家に帰っていきました。先生たちも試験の採点が終わり次第、2ヶ月程度の休みに突入です。

休み前に先生たちにとって重要な行事があります。その名も「カカウェット」。(アルファベットの綴りは分かりません。)

ルワンダでは有名な行事みたいです。カカウェットとは、端的に言うと「プレゼント交換会」です。私の学校では、カカウェットが開催される約2ヶ月前に全ての学校関係者の名前が書かれた紙が用意され、抽選と同じように無作為に一枚の紙を引きます。そこには同僚の名前が書かれており、その人が「カカウェット(自分のプレゼントを渡す人)」になります。

そして、自分のカカウェットは、イベント当日まで秘密にする必要があります。私の同僚は秘密にしろと言っておいて、あの手この手でカカウェットを探りにくるので、気が抜けない日々が続きます。

イベント当日までにすることとして、プレゼントの用意があります。予算は10,000フラン(日本円で約1,000円)以上、上限はありません。プレゼントの内容としては、ズボンやシャツ、ポロシャツなどが一般的なようです。

そして、イベント当日。今回は、学校の近くにあるホテルの庭を使用させてもらって、カカウェットを実施しました。

開始の合図は、会計担当の同僚が無作為に一人を指名して開始。指名した人は、自分のカカウェットについて、最初は名前を言わずに感謝の気持ちとどんな人なのかの説明をして、みんなが盛り上がったところで正解発表。

私のカカウェットは、溶接科の先生(プレゼントを渡す相手)と服飾科の先生(プレゼントをもらう相手)でした。私は溶接科の先生のプレゼントとして、Yシャツ(25,000フラン:日本円で約3,000円)を購入し、渡しました。そして、服飾科の先生からは、シルク素材のポロシャツをいただきました。

プレゼント贈呈後は、自分のカカウェットと一緒に記念撮影。今回、私はiPhone所持者ということで、カメラマンに任命され、1日で百枚以上の写真を撮ることになりました。ルワンダの方は、写真が兎に角大好きなので、色々な構図での写真を要望されます。1日でルワンダ流のカメラワークを習得できます。

最後に、プレゼントを渡した人と受け取った人は、今後一年間、カカウェットという愛称で呼ばれることになります。”Hi, My カカウェット!”。 こんな感じです。何か親睦が深まった感じがして、私は好きです。

今回は、ルワンダの行事である「カカウェット」について、紹介しました。少しでも、ルワンダのことを知ってもらえたら幸いです。では、また!

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