地球の森コスタリカ (髙橋隊員は帰国しました。)

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髙橋 愛実
宮城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
中南米
コスタリカ サンホセ県 ティバス市役所
一言メッセージ
小さな国土で壮麗な森と共存するコスタリカ人たちと、彼らの誇るべく自然環境について一緒に考えることができるこの素晴らしい機会に日々感謝です。

 

廃棄物管理セミナーのはなし①

2015.08.19

JICAイベント

Hola!(オラ)


先日グアテマラの環境教育ボランティアのみなさんのご尽力により、中南米カリブ地域のボランティアとその職場の同僚(カウンターパート)を対象とした合同廃棄物管理セミナーが行われました。


一概に環境教育ボランティアと言えども、森林・生物保護等に特化した活動をするグリーン系と呼ばれるボランティア、3Rの推進や廃棄物処理に関わる活動をするブラウン系のボランティアの2種類に分かれます。


今回の研修は環境教育の中でも、普段廃棄物処理に関わっているブラウン系ボランティアとそのカウンターパートが集まり実施されました。


過去にもお話したとおり、現在コスタリカには私を含め環境教育隊員が3名いますが、全員がブラウン系、市役所所属で資源ごみ回収分別センターが主な活動場所です。
(http://world-diary.jica.go.jp/takahashi/activity/post_4.php)


コスタリカ国内だけでも、過去に3市役所合同の研修会、全国の市役所を対象とした総合廃棄物管理の講習会等を実施していますが、我々にとって日本人講師を招いての廃棄物管理セミナーは喉から手が出る程願ってやまなかったものです。


グアテマラのボランティアの方々には本当に感謝感謝です。お招き頂きましてありがとうございました。

研修の舞台となったグアテマラには総勢7カ国33名が集まりました。


まずは自分たちの任地(職場)のゴミ処理状況について共有しました。


前述の通り(http://world-diary.jica.go.jp/takahashi/ca.php)


現在コスタリカには総合的廃棄物管理の法律があり、市役所は市内全戸の家庭ごみを収集する義務があり、リサイクルセンターを所持し資源回収に取り組まなければいけません。


また、コスタリカは国としてオープンダンピング方式(集めてきたゴミを1箇所に積み上げるだけ)を禁止しており、全てのゴミは民間企業が経営する汚染防止対策が施されたゴミ埋め立て場に運ばれています。


しかし国内にある埋立て場はほとんどがその許容範囲を超える事態に発展しており、次に埋立て場を建設するための候補地問題や焼却システムを取り入れる提案、それに対する反対デモ等が起きています。


私たちが状況改善のために取り組んでいることと言えば、専ら家庭内の一般ゴミと資源ごみの分別回収やゴミの減量なのですが、国が変われば状況も変わり参加国の発表から推察される悩みは様々でした。


そもそも市内のゴミを収集する仕組みがないところ、システムはあるものの市民からゴミ処理料金を回収できていないところ、オープンダンピングで川や土壌が汚染されてしまっているところ、資源回収に取り組んでいるが予算や人員不足から、なかなか普及できていないところ、既に一般ゴミ、資源ごみ、生ゴミを分別回収し市所有のコンポストサイト(堆肥製造所)まであるところ、更に汚染防止対策がきちんとできたゴミ埋立て場を持っているところ、隣り合っている国でも同じ国の中でも状況は様々でした。


中にはレジ袋の利用を減らす取り組みをしていたり、小学校への袋菓子の持込を禁止する取り組みをしている(プラスチックゴミの減量と子どもの健康のため)ところもあり、先進した取り組みに私もカウンターパートもたくさん刺激を受けました。


このセミナーについてはまた続編でお話させて頂きたいと思います。


次回へ続く!