JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタンのこと タシケントのこと

ナヴォイ劇場へ

アッサラームアライクム!(こんにちは!)

私が住んでいるタシケントには、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場(通称ナヴォイ劇場)という劇場があります。

こちらの劇場では、9月~5月までオペラやバレエを観ることができます。

実はこの劇場は、第二次世界大戦後にタシケントに抑留されていた旧日本兵が建設に携わっています。

劇場の外壁には「1945年から1946年にかけて極東から強制移送された数百名の日本国民が、このアリシェル・ナヴォイー名称劇場の建設に参加し、その完成に貢献した。」という言葉が刻まれています。

そして1966年に起きたタシケントでの大地震の際には、他の多くの建物が倒壊したにもかかわらず、この劇場は無傷で市民たちの避難所として利用されたと言われています。

この話は日本ではあまり知られていませんが、ナヴォイ劇場は日本とウズベキスタンの関係を語るにあたっては欠かせない存在なのです。

そんなナヴォイ劇場へ、先日『白雪姫』のバレエを観に行ってきました。

この日は若手の方の公演で、1等の席が30000スム(日本円で約400円)、2等の席が20000スム(日本円で約270円)で観ることができ、家族連れのウズベク人も沢山観に来ていました。

プロジェクションマッピングが使われていたり、観客席からキャストが登場したりと若干ミュージカル調で、とてもおもしろかったです。

日本ではオペラやバレエを観る機会がありませんでしたが、ナヴォイ劇場ではオペラやバレエをより身近に楽しむことができるので、こういった芸術にも少しずつ触れていきたいと思っています。

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