JICA海外協力隊の世界日記

Dive into Jamaica

首都のごみで見つかる危ないもの

みなさんこんにちは、

近年、私が個人的にツボに入った総選挙といえばカワウソゥ選挙、サウジアラビアのラクダ美人コンテスト、そしてサンリオキャラクター総選挙です。
ラクダコンテストは整形疑惑や総額60億円以上の賞金が出る事で有名ですが、地元である多摩市のサンリオキャラクター総選挙が専らの話題でした(私の中で)。
今年もシナ○ロール優勝すると思っていたのですが、6年ぶりにハ○ーキティが栄冠に輝いていましたね。世代的にも応援しているのはけろけろけ○っぴなんですがパッとしないもう少し頑張ってほしいですね
冷静に第一回から今回の結果を分析すると、上の世代にはキ○ィーはもとより、キ○ララ、マ○メロ等のベテラン勢が圧倒的な存在感を示し、現在も一線級の働きをしています。下の世代はポチャッ○とさらに下のポムポムプリ○ン・シナ○ロールの到来による向かい風を受けて、89年の登場からわずか3年でベスト5からその座を退いています。これはいわば谷間の世代を示しているのかもしれません。キャラクターという特性上、人気が出たら目につく回数も増え、また登場した前後の年に強烈なキャラクターが存在すると公式からあまりプッシュされないというのがあるのでしょうね。
しかし、猫・犬・ウサギ・妖精とカワイイ系モチーフが受けている昨今、蛙という人を選ぶチョイスで11位にいるのはむしろ偉業なのかもしれません。
というか30過ぎたおっさんがサンリオのHPでこんな考察しているのは世も末かもしれませんね。とりあえず日本帰ったらいちご新聞定期購読から始めます
ということで、今回はこれとは全く関係ない首都キングストンでのマングローブ観察についての話です。

キングストン首都でのマングローブは景観や自然保護といった理由だけでなく、より防災に特化した計画になっています。私の上司である方が4年前から植林しているのですが、植林の目的は海岸侵食を防ぐ(Prevent Beach Erosion)事が大きな目的にあります。植林を行いマングローブを育てる事で、ハリケーンの強い波風を成長したマングローブ林の複雑な構造が防ぎ、陸側からの土壌の流出も同時に防ぐ事ができます。また、調査では同行する若いインターンの方へマングローブ調査のいろはを教えて、将来のキャリアを広げる実習的な役割も果たしています。特に20台前半の大学を卒業したばかりのインターンが多いので、ジャマイカで環境保全やそれに携わる仕事に就きたいのなら私の配属先はまさにうってつけのキャリアアップの場所と言えるでしょう。

しかし、首都だけあってゴミのポイ捨てや不法投棄が非常に多いです。そして特に今回のマングローブ調査で見かけたのは注射針といった医療廃棄物の投棄が目立ちました。これも地方や田舎のマングローブ調査ではなかなかお目にかかるものではありません。
こういった医療廃棄物の処理は日本と同じはずなのですが、処理する業者が不法投棄を行っているのか、それとも病院側が不法投棄を行っているのか、それともどちらもなのか、どれも全て可能性としてあり得そうなのがジャマイカの悲しい現実です。現在ジャマイカではゴミ捨てのキャンペーンが盛んに行われていますが、このような不法投棄がその活動に水を刺さないか心配です。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ