JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

ムズング、バーイ!

Mulenbe!(こんにちは)

私があいさつで使っているMulenbe(ムレンベ)とWanyala naabi(ワンヤラ ナービ)は、ウガンダの現地語の一つである「ルマサバ」でのあいさつです。「ルギス」とも呼ばれ、私の住んでいるムバレ県で使われている言語です。「ル」は~語の意味なので、マサバ語と訳せるのかもしません。

さて、今回はウガンダの言語について紹介します。

ウガンダの公用語は英語やスワヒリ語だと紹介しましたが、多くの民族が暮らすウガンダでは、地域によって話す言葉、受け継がれている文化などが異なります。ガンダ語、テソ語、ニョロ語、ソガ語、ニャンコレ語、ルオ語など、数えきれないくらいの言語が存在します。その中で最も一般的なのは、首都カンパラ付近で使われているガンダ語です。そのため、地元の言語とガンダ語の2種類の言語を話せる人も少なくありません。子どもたちとスポーツをしていると、「ありがとう」という意味の「ワンヤラ(マサバ語)」と「ウェバレ(ガンダ語)」が交互に飛び交っている、なんてことも珍しくありません。

英語・スワヒリ語・ガンダ語・マサバ語…というように、ウガンダには数種類の言語を使い分けることができる人が多くいます。日本語だけで生活してきた私は、彼らの言語能力に感心させられるばかりです。と同時に、日本との文化の違いや歴史の違いを感じずにはいられません。

ところで、道を歩いていると、子どもからお年寄りまで、多くの人に声をかけられます。人懐っこい国民性なのか、外国人が珍しいのか定かではありません。外国人=お金持ちという意識が強いため、お金を恵んでくれ、食べ物を買ってくれと言ってくる人も少なくありませんが…。

どこの地域、どこの現地語であっても、ウガンダの人々が私たちを呼ぶときは、大抵「チャイナ」と呼びます。多くの中国人が住んでいるウガンダでは、アジア系の人=中国人なのでしょう。子どもたちからは、「ムズング~」と呼ばれることが圧倒的に多いです。これは外国人(白人)という意味なのだそうです。「ムズング、バーイ!」と、どこにいても手を振ってくれる子どもたち。「ムズング、バーイ」はウガンダの子どもたちと私たちとを結ぶ言語です。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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