JICA海外協力隊の世界日記

セネガル日記

宗教行事とコーヒー

夕方、道端にひょうたんでできた容器を持った若いお兄ちゃん達が現れました。

ひょうたんを上下に動かし「ジャッジャ」とお金を鳴らしています。ニット帽と腰パン率の高いやんちゃそうな彼らがやっているのは、募金活動。

翌週行われる宗教行事「マガルトゥーバ」に向けてしばらくの間行っているようです。

彼らはコーヒーを作り、無料で配っています。

セネガルでコーヒーというと、「カフェトゥーバ」という甘いスパイスコーヒー。ギニアペッパークローブxylopia aethiopicaというスパイスが入っているようで、なかなかパンチの効いた、強いスパイスの香りです。「薬膳コーヒー」といった感じでしょうか。朝食にサンドイッチと一緒に買って飲んでいる人をよく見ます。(ちなみにスパイスの入らないコーヒー(インスタント)は「ネスカフェ」と言うと通じます。)

「集めたお金はどうするの?」

と聞くと、

「コーヒーや砂糖、薪を買うんだ。」

と。

100f(約20円)を寄付すると、

「神があなたにたくさんの富を与えますように」

的なことを言ってくれました。

最初何を言われたか分からなくて聞き返すと、単語ごとに区切って言ってくれました。私が意味を理解すると彼らは喜んでくれました。

「コーヒー飲んでいって。」

と言われたので少しもらうことにしました。初めて飲んだ時はびっくりする味でしたが、1年たった今、この味を欲する時があります。

5月のラマダンの時も、若いお兄ちゃんたちのこの光景を見ました。日没後の食事にすぐにありつけないドライバーに無料でコーヒーを配っていました。

道端にたむろしててちょっとやんちゃそうな若者たちですが、人懐っこい人達でした。

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