JICA海外協力隊の世界日記

セネガル日記

サンバさんのポーチ

以前、ティエス市にある「village artisanal 職人の村」のガラス絵について紹介しました。

今回は、同じところにある、革・布製品を作る職人さんと作品について紹介します。

彼の名前はサンバ。

セネガルによくある名前で陽気そうな響きですが、セネガル人にしては控えめな性格です。「俺の第2夫人にならない?」という毎日必ず聞く口説き文句を彼から聞いたことはありません。コツコツと仕事をしていて、急ぎの注文にも嫌な顔一つせず対応してくれる優しい職人さんです。

彼の作るものはとにかく丁寧。主力商品はポーチです。大小さまざまあり、小銭入れ、化粧ポーチ、パソコンケース、…様々な用途が思い付き、見ているといくつも欲しくなってしまいます。

サンバさんの工房では、自分の好きな布を持ち込んだり、規定外の大きさで作ってもらったり等、こちらの相談にも快く応じてくれます。

私も、家にある布を持ち込み、作ってもらうことにしました。裏地もアフリカ布にできないか尋ねるとOKとの返事だったので、外と中の柄を変えて作ってもらいました。

裏も素敵に仕上げてくれました。

サンバさんは、私の誕生日の時、「店の商品を何か一つプレゼントするよ」と言ってくれました。遠慮したのですが、「いいんだよ。お祝いの気持ちだよ」と言って、私がじっと見ていたワニのキーホルダーをくれました。そして、サンバさんの誕生日を私が尋ねると、「えーーーっと。んーーー。〇月〇日だったかな。(身分証を出して)あ、やっぱりそうだ、ほら。」という反応でした。

サンバさんは特別答えるのが遅かったと思いますが、彼に限らず、誕生日や年齢をすぐに答えられない人はよくいます。特に年齢は、尋ねると「70」と答えたりして、そんなにおじいさんなの?信じられない!と思っていると実は「1970年生まれ」のことで、49歳ということもよくあります。今何歳かはあまり気にしてないのかもしれませんね。

ティエスに来た際にはぜひサンバさんの丁寧なポーチも手に取って見てください。

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