2019/11/04 Mon
文化
バンブー・バースティング
セントルシアなどカリブの国々は,色々な国から来た文化が混ざり合う「クレオール」という文化をもっています。
10月はクレオールを祝う月で,学校や地域でお祭りが行われます。日本の秋祭りのようなイメージです。
祭りの日には,カラフルな衣装を着て踊る「リングゲーム」をしたり,伝統料理のソルトフィッシュ(魚のほぐし身)を食べたり,ココティー(ココアのような飲み物)を飲んだりとクレオール文化を満喫します。
そして,一番の目玉が「バンブー・バースティング」です。
その名の通り,竹を爆発させる(正確には中のガスが爆発する)遊びです。
まず、太い竹を用意して、中のふしをくり抜き,3センチ四方の穴を開けます。
そして、竹の中に灯油を入れ,火をつけて竹を温めます。一度火を消し、煙を外に出します。
最後に、もう一度火をつけると、中のガスが爆発します。
竹が燃えたり,爆発したりと大変危険ですが,どの学校でも小学生が自分たちでこれをします。
子どもたちは毎年やっているためか,火の扱いには慣れていました。
日本では危なくて考えられないですが,子どもに色々なことを経験させて,その中で安全な扱い方を学ばせるのも大切だと感じました。
日本の花火のような感覚で,子どもたちは大騒ぎしながら楽しんでします。村のいたるところで「ボン,ボン」と音がするのが,10月のセントルシアの風物詩です。
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